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CASIO「SAN-100H」

サウナ―必携!「ととのう」のにちょうどいいカシオの12分計つきサ時計が一般販売開始したぞ!

2025年11月10日 17時00分更新

文● イチ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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見た目のインパクトは抜群。ひと目でサウナ愛好家とわかるデザインです

 デザインにも遊び心があります。ロッカーキー風のラバーベルトはサウナ室でもしっかりフィットし、見た目にも「サウナ好きだな」と伝わる存在感です。日常使いもできなくはありませんが、やはり本領を発揮するのはサウナ室の中。軽くて蒸れにくく、手に取るとそのために作られた時計だと実感できます。

 サウナ―にとって、めっちゃ所有欲をくすぐられるデザインになっているカシオのサウナ専用時計をしっかりレビューしていきます。

SAN-100Hを購入する3つのメリット

ポイント(1)「12分計」で“ととのう時間”を正確にコントロールできる

 SAN-100Hの一番の魅力は、やはり「12分計測機能」です。サウナに入るタイミングでボタンを押せば、秒針がゼロからスタートし、1周で12分を知らせてくれます。

 「今、何分入ってるんだっけ?」というモヤモヤがなくなり、体調や気分に合わせて自分のペースでサウナを楽しめます。濡れた手でも押しやすい大きめのボタンや視認性の高い文字盤など、細部の設計もカシオらしく実用的です。12分経過がひと目でわかることで、より“ととのう”ことに集中できるのがうれしいポイントです。

 さらにこの機能の良さは、“体感時間とのズレ”がなくなることにもあります。体が熱くなって「そろそろ出ようかな」と思っても、実際にはまだ7分だったりすることも。SAN-100Hを使えば、自分の感覚と正確な時間をすり合わせながら、ベストなタイミングを見極めることができます。

RESETボタンを押すと、12分を再カウントしてくれます。シンプルな機能なので使いやすいです

YouTubeでCASIO「SAN-100H」のレビュー動画を見る

ポイント(2)やけどの心配なし!高温対応の樹脂ボディが頼もしい

 サウナで使う時計にとって重要なのは、“熱くならないこと”です。SAN-100Hはケース全体が耐熱性の高い樹脂製で、金属部分はねじ止め程度に抑えられています。そのため、肌に触れる部分が熱くなる心配はありません。

 サウナ室で使用しても、腕に触れる部分が熱を持つことはなく、装着感も軽やか。金属製の時計では感じる“熱さ”や“重さ”とは無縁です。サウナ中は意外と時計を意識しない時間が長く、この“忘れられる着け心地”こそが快適さの証だと感じます。安全性と使い心地の両方をきちんと考え抜いた、まさに“サウナ専用”の設計です。

 さらに耐熱素材は変形や色あせにも強く、長期間の使用にも耐えられます。高温環境でのテストを重ねており、真夏の屋外トレーニングや温泉地でも問題なく使えるとのこと。サウナ以外でも、キャンプや登山など「熱と汗に強い時計」を探している人には意外な相棒になるかもしれません。

サウナ室で使用しても、腕に触れる部分が熱を持つことはなく、装着感も軽やか

ポイント(3)100℃以下のサウナに対応、5気圧防水のタフネス設計でサウナから水風呂までOK

 SAN-100Hは、カシオらしいタフネス性能も魅力です。メーカーによると「100℃以下のサウナで使用可能」とのことで、スチームサウナやミストサウナなどでも安心して使えます。さらに5気圧防水仕様なので、水風呂やシャワー後の流水洗浄も問題なし。

 サウナ→水風呂→外気浴という一連の流れを時計を外さずに完結できるのは想像以上に快適です。高温と水圧の両方に耐えるこの設計は、まさに“サウナ愛”の結晶。汗や水しぶきに強く、使い終わったあともサッと洗えるお手入れのしやすさもうれしいポイントです。

 また、樹脂素材ながら全体の剛性感も高く、パーツの隙間から水が入り込むような心配もありません。水風呂から上がったあとにタオルで軽く拭くだけでキレイに保てるのも、日常使いしやすい理由のひとつです。まさに「サウナも水も怖くない」万能な一本といえます。

カラーは2色展開。樹脂素材ながら全体の剛性感も高く、パーツの隙間から水が入り込むような心配もなさそう

購入時に注意するべき側面

ポイント(1)ロッカーキー風ベルトはサウナ映えするが普段使いはやや個性的

 SAN-100Hのラバーベルトは、サウナロッカーキーを模したデザインで非常にユニークです。サウナ室では「おっ」と目を引く存在ですが、街中ではやや浮いて見えることもあります。カジュアルな服装には合いますが、スーツやきれいめコーデには少しアンバランスに感じる場面もあります。

 それと、サウナ環境で使うことを想定している製品のため、ある程度は頑丈かと思いますが、ラバーベルト部分の耐久力がどれくらいあるのかは未知数ですね。

バンド部分は日常づかいではややハードルが高いかも

ポイント(2)12分計は秒針がステップ運針

 サウナタイマーといえば、ゆっくりと流れるようなスイープ運針の動きを想像する方も多いかもしれません。しかしSAN-100Hはステップ運針(カチカチと1秒ずつ動くタイプ)を採用しています。

 もちろん機能上の問題はなく、むしろ視覚的に経過時間を把握しやすいという利点もありますが、“いつものサウナにある時計”を想定すると少し気になるかもしれません。

時針と分針の2針モデル。12分計測のときは時針が分針になり、分針が秒針へと役割が変わる

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