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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第206回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 10月18日~10月24日

IT技術者として何歳まで働く? 40代と60代の意見差/年率66%で急成長の「DAP」市場/フリーランス新法施行1年で改善実感の声、ほか

2025年10月27日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。

 今回(2025年10月18日~10月24日)は、AI投資と財務的価値(ビジネス価値)創出に関するグローバル調査、DX推進などで大きく成長するデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)市場、クレジットカード/決済処理事業者のAI導入実態、40~60代のITエンジニアが考える就業とAIスキルへの意識、フリーランス新法施行1年を迎えフリーランスが感じる成果と課題、についてのデータを紹介します。

[AI] AIでビジネス価値を創出できている先進企業、世界でもわずか5%のみ(ボストン コンサルティング グループ、10月23日)
・AIで財務価値を生んでいる「先進」企業は世界でも5%のみ
・およそ半数の企業が、十分な成果を出せていない「後進」企業
・格差を拡大するAIエージェント、2028年には創出価値のおよそ3割を占める予想

 9業界/25以上の業種で、経営層/AI意思決定者1250人を対象に実施したグローバル調査より。41の指標に基づき回答企業の「AI成熟度」を評価したところ、「先進」が5%、「拡大」が35%、「発展途上」が46%、「停滞」が14%という結果に。先進企業は、部門横断のAI活用能力を構築し、財務価値(ビジネス成果)を継続的に創出しており、後進企業の1.7倍の売上成長を実現していると試算している。さらに先進企業は2025年、後進企業の2倍超の規模でAI投資を計画しており、売上高の伸びを2倍に、コスト削減幅も40%増加させると見ている。

 ⇒ 企業のAI活用の取り組みで「格差」が拡大しています。業種別に見ると「ソフトウェア」「通信」「決済/フィンテック」領域が先行しており、「化学」「建設」領域などが遅れていることも指摘されています。

AI成熟度の分類。大きな成果を上げている「先進」企業はわずか5%で、46%が「発展途上」だ(出典:ボストン コンサルティング グループ)

今後はAIエージェントが創出する価値の割合が大きく高まると予測する(出典:ボストン コンサルティング グループ)

[DAP] 2024年度のデジタル・アダプション(DAP)市場、前年から7割近く成長(アイ・ティ・アール、10月23日)
・国内デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)市場、2024年度は66.0%増
・続く2025年度も高成長(69.8%増)を予測
・「アプリ操作教育の効率化、コスト削減」が主眼、顧客向けサービスでも注目集まる

 アプリケーションの操作手順を示すなどの機能を提供し、アプリ導入後の定着化をうながすデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)国内市場についての予測。2024年度の売上金額は65億9000万円で、前年度比66.0%増の大きな成長を記録した。2025年度も成長の勢いを維持しており、69.8%増の予測。また、2024~2029年度の年平均成長率は49.9%で、2029年度には500億円市場に迫ると予測されている。用途としては、企業内におけるシステム操作教育の効率化やコスト削減が中心だが、顧客向けサービスへの適用も注目されている。

 ⇒ 企業の「DX推進」「デジタル化」を背景に急成長しているDAP。顧客サービス向けの適用拡大も始まっており、今後はAIとの連携による高度な支援機能の搭載が注目されます。

デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)市場規模推移および予測(出典:ITR)

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