楽天からKDDIに年間数百億円レベルの支払いか
楽天モバイルとKDDIとのローミング契約は、2026年9月までとなっているが、「ローミング提供期間のさらなる延長については両社協議の上決定」とある。
三木谷会長は2026年9月に終了するかについて「KDDIとの守秘義務契約がある」としながらも「継続性は大事だと考えている」と語っていることから、ローミング契約は延長される可能性が極めて高そうだ。
KDDIの決算資料を見ると、おそらく楽天モバイルからKDDIに対して年間、数百億円レベルのローミング接続料がいまだに支払われているものと思われる。
実際、山間部に基地局を建てたところで、ユーザーはほとんどデータ通信を使わないため、採算性は極めて低い。楽天モバイルとしたら、ほとんど使われない山間部で、自分たちで基地局を建てコストを発生させ、赤字を生むよりも、KDDIにローミング費用として支払っていったほうが「お得」という損得勘定をしているのかもしれない。
総務省が発表している資料を見ると、既存の3キャリアは全国に30万近い基地局を設置している。一方で、楽天モバイルは10万程度だ。
既存3キャリアは、山間部なども地道にエリア化するために、ほとんど使われないような場所にも基地局を設置。結果として30万近い数字になっている。だからこそ、高めの通信料金にせざるを得ないという事情も垣間見える。
一方、楽天モバイルは基地局の数を抑え、無駄になりそうな場所はKDDIに依存しているからこそ、いまの料金体系を維持できているという見方もできる。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第295回
iPhone
アップル「iPhone 18 Pro」価格は上がったが、意外とオススメな仕上がり -
第294回
iPhone
「iPhone Duo」は“客寄せパンダ”? アップルが36万円の折りたたみモデルを出す理由 -
第293回
トピックス
折りたたみiPhone、ついにGalaxyとガチンコ勝負 サムスンが築いた“アップルにはない強み”とは -
第292回
トピックス
iPhoneは割引、日本スマホは定価? 「arrows Alpha2」が映すキャリアの事情 -
第291回
トピックス
コミケで2Gbps級も KDDIとソフトバンク“つながる”舞台裏 -
第290回
トピックス
楽天モバイル、KDDIローミング終了でどうなる? 10月以降の通信品質に懸念 -
第289回
トピックス
なぜahamoは40GBに増量したのか 見えてきたドコモの“本音” -
第288回
トピックス
Galaxy Z Fold8を使ってわかった、“パスポートサイズ”が想像以上に快適なこと -
第287回
トピックス
なぜ? 携帯4社が「Galaxy Z Fold 8」を推す理由 -
第286回
トピックス
「ドコモの銀行」で何が変わる? ポイント最大4.5%還元、金融経済圏のメリットと課題 -
第285回
トピックス
20万円スマホに背を向けた日本勢 シャープとFCNTが選んだ「勝てる市場」 - この連載の一覧へ











