メルセデスの中でも、特にセレブリティたちに人気を集めるのが「Gクラス」です。では、その人気の秘密はどこにあるのでしょう? そこでGクラスの中で最も高価なガソリンエンジン車である「Mercedes-AMG G63」を、これまたGクラスに憧れるアイドルのASCII自動車部部長のゆみちぃ(寺坂ユミ)に魅力を探ってもらいます。
実は3年前から乗ってみたかったんです
ASCII.jpの自動車記事でゆみちぃ部長さんが登場したのは、今から4年以上前のこと。当時はペーパードライバーで「私は軽自動車で十分」と言っていたのですが、色々なクルマを試乗するうちに、運転への自信やクルマの知識が身についてきたようです。
そして3年ほど前から「メルセデスのGクラスに乗ってみたい」と言うようになりました。その理由を尋ねると、若手俳優の〇〇さん(女性)が乗っているのだとか。「小柄なあの人が、あんな大きなクルマに乗っているというギャップがいいですよね」と、ミーハー気質がそう思わせるようです。
とはいえ、実際Gクラスはとても大きく、そして高額な車種。万が一があると、我々の財布がとんでもないことになってしまいます。なので避けていたのですが、約1年ぶりとなるゆみちぃ部長の試乗取材で取り上げることにしました。
Gクラスは、ディーゼルエンジンの「G450d」、バッテリーEVの「G 580 with EQ Technology Edition 1」、そしてガソリンエンジンの「AMG G63」と3車種がラインアップされています。
G580は以前記事化しているので、今回は最上位のAMG G63をご用意したのですが、ゆみちぃ部長は憧れのGクラスに乗れるとあってか、事前に勉強されてきたようで「EVではないんですか?」と残念そうな表情。見た目ではわからないと思ったのですが……。
【AMG G63の魅力 その1】
いかつい外観に惚れてしまう
Gクラスを目の前にしたゆみちぃ部長。メルセデス・ベンツ日本の担当者も「可愛らしい女性とGクラスのギャップがいいですね」と、将来のオーナー候補に対してニッコリです。ゆみちぃ部長も「この厳つさがいいですね。強そう」とニッコリです。
ですが「めちゃくちゃ大きいですね」というように、ボディーサイズは全長4690×全幅1985×全高1985mm。全幅2mもさることながら、全高2メートルはなかなかのもの。さらに最低地上高は24cmもあるため、乗り込むのはちょっと大変。サイドステップはあるのですが、メッキ処理がされているのと、さすがに3000万円もする車両なので、正直踏んでいいのか躊躇したり。さらにつかむ場所がドアノブ程度しかありません。
「あと色がいいですね」と、「ハイパーブルーマグノ」というド派手な外装色がツボった様子。こちらはAMGカーボンファイバーエクステリアパッケージとの同時装着で、オプション価格198万円。車両本体価格が3080万円と合わせて3278万円也! オプションだけで軽自動車が買えるあたり、さすが高級車です。
Gクラスは昨年モデルチェンジしましたが、「誰がどこから見てもGクラスですね」とゆみちぃ部長が言うとおり、パッと見た感じ今までのGクラスとの差異を見出すことができません。ですが、それが逆にGクラスの魅力。初代が登場した1980年からカタチが大きく変わらないということは、すでに完成されていたのです。「いいなぁGクラス」というわけで、さっそく車内へ……。
【AMG G63の魅力 その2】
圧倒的な収納スペース
荷室の容量は640リットル。後席を倒すと2010リットルと並のSUVが裸足で逃げ出す大容量。人間より荷物の方が大事といわんばかりの様相です。というのも、GクラスはNATO正式採用の実績もある軍用車両「ゲレンデヴァーゲン」を源流とする車種。戦場での物資輸送を考えれば当然なのでしょう。
時代は変わりGクラスは高級路線へ。AMG G63に至っては、バックドアの裏側に室内と同様のレザーが貼られています。「こんなところにホワイトレザーを貼ったら汚れてしまうのでは?」とゆみちぃ部長。セレブは、そういうところは気にしません!(たぶん)
車両にはオプションとしてプレミアムラゲッジボード(19万8000円)が取り付けられていました。これはキャディバッグが水平に収納できるほか、引き出しにゴルフシューズや小物類が収納できるというもの。30cmほど荷室が高くなるため、少し荷物の出し入れが大変になりますが、あると便利かもしれませんね。
【AMG G63の魅力 その3】
実はポルシェ 718ケイマンより俊足
エンジンは最高出力585馬力を発する、4L V型8気筒ターボに最高出力20馬力のアシストモーターの組合せ。いわゆるマイルドハイブリッド車です。ハイブリッドだから環境に良さそうと思ったら大間違いで、燃費はリッター5km程度。街乗りならさらに下がるかもしれません。しかも、ハイオクですからお財布に優しくありません。
AMGの4L V8ターボエンジン搭載車というと、AMG GT63が頭に浮かびます。まるでアメリカンV8のような太いトルクとともに、「ドロドロドロ」というV8エンジン特有のエキゾーストノートが楽しめますが、AMG G63はそこまでドロドロ音を響かせない様子。ですが、いくつかある走行モードのスポーツ・プラスを選択するとブリッピング音(空ぶかし)を響かせるあたりが心憎かったり。
ハイパワーV8は見かけ倒しではなく、0-100km/h加速は4.4秒と「ポルシェ 718ケイマンS」よりも俊足。高速道路で「何チンタラ走っているんだよ」と煽ろうものなら、返り討ちに合うことでしょう。

この連載の記事
-
第613回
自動車
さよなら、スープラ。2026年生産終了を前にこの「直6ピュアスポーツ」を手に入れるべき理由 -
第612回
自動車
「カワイイ顔して、中身はタフ」女性支持4割の三菱・デリカミニが、毎日の相棒に選ばれる3つの理由 -
第612回
自動車
荷物も積めて車中泊もOK! SUV一択で迷っている人にこそ教えたい「ステーションワゴン」の実力 -
第611回
自動車
テスラ・モデルYが劇的進化! スマホ世代を熱狂させる「走る巨大ガジェット」の正体 -
第610回
自動車
【最長航続距離846km】アウディ「A6 e-tron」はEVの航続不安を過去にする究極のグランドツアラー -
第609回
自動車
輸入車No.1の燃費とアルピーヌの走り! ルノー「ルーテシア」が叶える欲張りな選択 -
第608回
自動車
なぜセダンを廃止した? ワゴン一本勝負に出た新型パサートの「潔さと勝算」 -
第607回
自動車
Cクラスに900万円出す価値はあるか? 豪華装備の「C220d Luxury」に見る、SUVにはないセダンの底力 -
第606回
自動車
「家族も荷物も諦めない!」510馬力の最強ワゴン「BMW M3ツーリング」 -
第605回
自動車
「EVでの遠出は不安」が「楽しい」に変わる!? アリアで往復1600km走ってわかった、アプリ連携の絶大な安心感 -
第604回
自動車
「もっと運転が上手くなりたい」あなたへ。FR以上にドライバーを育てるミッドシップGRヤリスという提案 - この連載の一覧へ




























