ごきげんよう。有楽製菓の「ブラックサンダー」といえば、ザクザク食感と濃厚な甘さが魅力のひと口サイズのチョコ菓子です。コンビニやスーパーで手に取りやすい価格ながら、しっかりとした食べ応えがあり、おやつにも小腹満たしにもぴったり。
そんな「ブラックサンダー」には、実は9月6日に「ブラックサンダーの日」という記念日がありました。今年もその特別な日を迎えるタイミングで、なんと有楽製菓の河合辰信社長が編集部に来てくれました!
河合辰信社長は、2018年2月に父親である先代から有楽製菓を引き継ぎ、三代目社長に就任しました。そんな河合社長に「ブラックサンダー」の魅力についてあらためてうかがったところ、思いがけない話題に……!
子どものころからブラックサンダーを食べていた?
ーーお父様が有楽製菓の社長だったということは、子どものころからブラックサンダーを食べていたんですか?
河合社長:1994年に発売された当初は小学生だったので、実は全く覚えていません。父が試食用に持ち帰ってきたはずですが記憶になく、認識したのは大学生の時でした。研究室の後輩が「これ知ってますか?」とくれて、裏面を見たら「有楽製菓」と書いてあって、「あ、うちの商品なんだ」と(笑)。ちょうど2005〜2006年頃で、大学生の間でブレイクしていた時期でした。
ーーまさかの、人から教えられたパターン。
河合社長:前身の「チョコナッツスリー」「チョコナッツファイブ」などはよく見ていましたが、「ブラックサンダー」は当時あまり市場に出ておらず、記憶に残らなかったんです。発売直後はすぐに休売になるなど、苦戦していたと聞いています。
ーーそんな「ブラックサンダー」を、社長に就任されてからあらためて食べた時の味は?
河合社長:やはり素直においしいなと思います。特に原点となる、オリジナルの「ブラックサンダー」は別格です。普段は新商品の試食ばかりで、オリジナルを食べる機会は意外と少ないのですが、久々に食べると「こんなにおいしかったっけ」と再確認します。ビターさと甘さのバランスが絶妙で、いろいろなフレーバーがあるけど、やっぱり定番は飽きがこないなと自分の会社の製品ながら心強く思います。
オススメの食べ方は?
ーー「ブラックサンダー」のオススメの食べ方ってありますか?
河合社長:好きに食べてもらうのが一番ですけど、オススメは「割って食べる」ことです。先割り、後割りがあって、オススメは先割り。袋に入った状態で、こうポキッと(目の前でブラックサンダーを割っていただく)。意外とそんなに力を入れなくてもきれいに折れるんですよ。
こうすると、ひと口サイズで食べやすいし、シェアもしやすい。それに――この断面を見ると、いますよね。モンスターが。
ーーえ?
河合社長:ビスケットの断片が3つ、こことここにあって、目と口で、モンスターの顔ですね。
ーー私にはなにも見えません。
河合社長:え、見えるよね(有楽製菓社員にむかって)。ほら、見えるって言ってます。
ーー???
河合社長:実は今「ブラックサンダー断面モンスター」キャンペーンというのを実施しています。ブラックサンダーを割ると、ビスケットが入っている位置によって、ぼんやりと顔に見えてくるんです。それが「ブラックサンダー断面モンスター」です!
顔に見える?「ブラックサンダー断面モンスター」
河合社長:私たち有楽製菓の中では、ブラックサンダーをカットした断面に「この子は笑っている」「この子は恥ずかしがり屋だね」など、“モンスター”を見出していました。そうですね、おいしいなと思ってじっと見ていると、見えてくるんです。
今回のキャンペーンでは特設サイトにて、全40種の“ブラックサンダー断面モンスター図鑑”を公開しています。また、お客さんにもブラックサンダーの中に眠る断面モンスターを見つけてもらい、SNSでシェアしてもらう企画にもなっています。
ーーなるほど、有楽製菓の方の間では“見えて”いたのですね。
河合社長:顔にしか見えません。
ーー(そうかな……)あれ、でも……しばらく見ていたら断面が顔に見えてきました!!
不均一だからこそ生まれる“おいしさ”と“顔”
河合社長:一度、見えるともう、顔にしか見えなくなるはずです(笑)。
冗談のような企画に思えるかもしれませんが、実は「断面モンスター」が見えるのには、ブラックサンダーならではの特性が関係しているのです。
ブラックサンダーには、ビスケットやココアクッキーの素材が不均一で、割るたびに違った断面になりますよね。それが“モンスター”になるわけです。
ーーなるほど、どこを切っても金太郎だったらモンスターとは言いません。
河合社長:割ってみるまでどんな顔かわからない。実はこの”不均一な断面がでてくる”
というのは、工場としては高い技術を要します。ブラックサンダーを当初作っていた時は、売れ行きもよくないというのもあって、工場からは「やりにくい」と嫌がられたという話もききました(笑)。でも、「おいしいものを作ることに妥協しない」というのが有楽製菓の精神で、それはブラックサンダーをはじめすべての商品に一貫しています。
ーーブラックサンダーは食感もザクザクで不均一ですよね。
河合社長:まさにそのとおりです。不均一に素材が入っているため、噛むたびに食感が少しずつ違います。常に均一なチョコレートとは違い、「次はどんな食感かな」と思えるのも面白いポイントです。
ーーブラックサンダーを割る、モンスターを探す、食べて味わうことで、ブラックサンダーの魅力を味わいつくせるということですか。
河合社長:はい。ぜひモンスターを探しつつ味わってもらいたいです。
40種もいる!?「ブラックサンダー断面モンスター図鑑」
・・・以上、有楽製菓の河合辰信社長におききしました!
9月1日より開催中の「ブラックサンダー断面モンスター」キャンペーンでは、特設サイトに「ブラックサンダー断面モンスター図鑑」として全部で40種類のモンスターたちが掲載されています。
レア度の高い「にっこりモンスター」や「イケメンモンスター」「ふたごモンスター」などユーモラスな名前とともに紹介されていて、ひとつひとつの表情を見ているだけでも楽しい内容。
さらに現在、「ブラックサンダー断面モンスター」の写真を撮ってSNSに「#断面モンスター」をつけて投稿すると抽選でオリジナルステッカー(全40種類)がランダムで1枚当たるキャンペーンも実施されています。キャンペーンは、ブラックサンダーの公式Xアカウントをフォローして、キャンペーン投稿を引用リポストし、自分で撮影した断面モンスター写真を添付して、指定のハッシュタグをつけることで応募が完了します。
図鑑に載っていない“新種”を自分で探してみるのもあり。ブラックサンダーの断面が顔に見えるか――まずはじっと眺めてみてはどうでしょう。
※記事中の価格は税込













