好きなキャラクターが声でナビ Yahoo!カーナビ「推しドラ」が実現するストレス軽減効果

文●スピーディー末岡 編集●ASCII

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2014年からサービス開始した「Yahoo!カーナビ」

 LINEヤフーは5日、Yahoo!カーナビのプラグイン機能である「推しドラ」説明会および試乗体験会を開催しました。本イベントは、お盆期間の帰省や行楽による長距離運転の増加が見込まれる中、「推し」の声で運転を楽しく、そして安全にサポートする「推しドラ」のコンセプトや機能詳細を紹介することが目的です。

LINEヤフー ローカルメディア開発本部 増田 翔氏(左)、LINEヤフー 移動交通本部 カーナビ推進部 後藤静香氏

推しがナビゲーションしてくれる「推しドラ」

 推しドラは、ユーザーが選んだ“推し”キャラクターの声でカーナビの案内を受けられ、さらに自車アイコンも“推し”のオリジナルイラストに変更できる有料サービスです。2024年10月からサービスが始まり、現在まで6種類のコンテンツが提供されています。直近では7月30日にアニメ「ケロロ軍曹」のコンテンツがリリースされ、配信直後にはXのトレンドワードで総合17位に入るなど大きな話題になりました。本サービスは月額550円、または年間5500円で利用可能です。

推しドラの開発背景と目的

 Yahoo!カーナビは2014年のリリース以来、利用者層の中心は40~50代の男性が約8割だったそうです。LINEヤフーは、スマートフォンの利用が活発な20~30代といった若年層へのサービス利用拡大を目指し、「推しドラ」の企画をスタートさせたと言います。

 近年、車の所有形態は変化しており、カーシェアリングやサブスクリプションなど、多様な利用方法が広がっています。特に20~30代の若年層を中心がこのようなサービスを利用している傾向があるそうです。また、日本人の約3人に1人が「推し」を持っているという「推し活」市場が非常に盛んであり、特に若年層は推しと常に繋がっていたいという志向が強いとされています。

 こうした背景から、車内での時間はまだ「推し」と過ごせていない「余白」と捉え、ドライバーの視線を奪わず安全性を保てるカーナビの音声案内に着目したそうです。この特性を活かし、カーナビに親しみを感じてもらい、より幅広い年齢層の利用を促すきっかけとなることを目指しています。なお、推しドラの利用データでは、約5割が20~30代であり、期待通り若年層への広がりが見られています。

「推しドラ」の主な特徴3つ

 「推しドラ」の主な特徴は以下の3つです。

1.特別な自車アイコン

 各キャラクターのオリジナル書き下ろしイラストが3Dアイコンとして表示され、画面のアングルに合わせて滑らかに回転します。

2.ナビ案内中の雑談機能

 通常のナビで退屈に感じがちな渋滞中や直線道路などで、推しが話しかけるように雑談をしてくれます。これは、まるで推しが隣にいるかのような感覚でドライブを楽しめます。雑談の頻度は、安全運転を妨げないよう、通常の右左折などの案内情報よりも優先度を下げて調整されており、雑談をオフにする設定も用意されています。

3.音声コレクション

 一度聞いたナビ案内中の雑談や、「ゆかりの地」での発言など、様々な音声を後から何度でも再生できる機能です。これにより、聞き逃した「推し」の声を繰り返し聞くことができ、セリフを集める楽しみも提供されます。

ユーザーからの評価と安全性への貢献

 推しドラ利用者を対象としたアンケート調査では、多岐にわたるポジティブな効果が報告されています。約7割のユーザーが、推しドラ利用後に運転が「楽しくなった」と回答しています。そのほか、「運転するモチベーションが上がった」「運転中のストレスが減った」「日常の運転が、推しとの特別な時間に変化した」といった、運転体験の向上に関する声が多く寄せられたそうです。

 また、推しの声によって「穏やかな気持ちで運転できるようになった」(全体51.5%)、「イライラしにくくなった」「安心感が生まれた」など、感情面でのポジティブな変化も目立つ結果となりました。約7割のユーザーが「安全運転に役立っている」と感じており、好きな声だからこそ音声案内が耳に入りやすく、注意喚起の効果が高まると分析されています。LINEヤフーは推しドラが心の同乗者のような役割を果たし、安心安全な運転のサポートに繋がっていると期待しています。

アーティストやアイドルの声も!?
推しの声は今後も追加される予定

 推しドラは今後も、Yahoo!カーナビの新たなユーザー層拡大、移動時間における推しとの特別な体験化、そしてストレス軽減を通じた安全運転への貢献という「三方良し」の視点から価値提供を目指すとのこと。

 現在、収録音声があればすぐにコンテンツ化できる開発体制が整っており、今後も多様な推しドラコンテンツを継続的にリリースしていくそうです。現段階で決定しているのは、ホロライブの人気VTuber「AZKi」さんの第2弾に加え、「兎田ぺこら」さんの登場も予定されています。これまでの声優やVTuberとのコラボレーションに加え、今後はアニメ、アーティスト、芸人など、幅広いジャンルとの連携も積極的に検討されており、「推しドラ」の可能性をさらに広げていく方針です。

 なお、推しドラそのもののレビューは後日お届けする予定です。

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