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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第525回

これが“ギリギリちょうどいい”SUV!メルセデス・ベンツ「GLC」の5つの魅力

2025年05月17日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII 車両協力●メルセデス・ベンツ日本

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【GLC220d 4MATICクーペの魅力 その4】
操作性の良いコクピット

GLC
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 運転席は現代メルセデスらしいデザイン。適度にスポーティーさを醸し出しています。センターには大型のインフォテインメントディスプレイがあり、タブレット感覚でラクラクに操作できます。このタブレットに慣れると、ちょっとほかに戻れそうにないかも。ステアリングホイールは、車両の大きさからすると小径で、女性でも運転しやすいでしょう。

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 メーターはフル液晶で、マップ表示も可能。その昔、ジャガーやアウディでマップ表示を見た時、この機能のためだけに欲しいと思ったのですが、今や高級車では当たり前の機能となりました。

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 ペダルはアルミ製で面積が広く、タッチも優秀です。そして、センターコンソールに走行セレクターレバーがないのがメルセデス。そのためスッキリとした印象を受けます。

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 センターコンソールの収納を開けると、USB Type-Cの充電端子が2つ。さらにワイヤレス充電対応のスマホトレイが姿を現わします。トレイはかなり奥にあるため、取り出しにくいのですが、運転中は基本的にスマホに触れないので、これはこれでよいのかも。

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 そして、メルセデスといえばイルミネーション。夜になると車内はムーディーな雰囲気に包まれます。もちろんオフにできます。

【GLC220d 4MATICクーペの魅力 その5】
快適さ全振りの乗り心地

 試乗車がエアーサスペンション+四輪操舵のオプション「AMGラインパッケージ」装着車であることが前提なのですが……。タイヤは極太にもかかわらず、街乗りの低速域でも高速道路の120km/h巡行でも快適で、何より疲れ知らず。そして四輪操舵のためか、ハンドリングは適度にクイックで爽快。いつまでも乗っていたいと思わせるクルマなのは間違いありません。

【GLC220d 4MATICクーペの残念なところ】
後席のアメニティが少ない

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 ここで少し気になった点を記したいと思います。それは後席。シートそのものに文句はありません。足元も十分に広いです。ですが四輪駆動車ゆえ、センタートンネルが大きく、中央に大人が座るのは困難かなと。その分、アームレストは広くて快適なのですが、ドリンクホルダーがなく、飲み物はドアポケットのみ。

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 エアコンの吹き出し口はあるのですが、このクラスでよく見かけるエアコンの温度設定スイッチとUSB充電端子やアクセサリーソケットがないのです。これはASCII.jp的にはマイナスポイントです。シートヒーターはあるのですが。

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 ドアついでに話を進めると、これは前席にも言えるのですがドアがサイドシル(車両側のドア下部にある敷居部分)を覆っていないのも残念なポイント。これでは雨天時にロングスカートの裾部分が濡れてしまいます。

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 ですがサイドシルはそれほど立っていないため、乗降しやすいのはポイントが高いです。お年寄りやお子さんなどが乗る時にはうれしい配慮といえるでしょう。

【GLCはこんな人にオススメ】
高速道路利用が多く、多目的にクルマを使いたい人

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 都内での日常使いより、高速道路で長距離移動が多い人、または家族や友達と遠出をする機会が多い方に、このクルマは活きるように思います。荷室の広さはレジャーにピッタリですし、四駆な上に全席シートヒーターがついていますからスキーなども……。

 触れれば触れるほど、このクルマのデキの良さに感服するとともに、楽しいカーライフが頭に浮かんできて離れません。

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