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エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀のまち散歩 第21回

「大阪・関西万博」開幕直前リポート① 世界最大級の噴水ショー『アオと夜の虹のパレード』を見てきたぞ

文●玉置泰紀(一般社団法人メタ観光推進機構理事)

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 間もなく、2025年4月13日に開幕する「2025年日本国際博覧会」(以下、大阪・関西万博)(〜10月13日)の直前のプレス向けのメディアデーが2025年4月9日に実施され、4500名を超えるメディアが集まった。万博大好きメディア人として筆者も駆けつけ、7時間、1万6000歩以上会場を見てきたが、過去二回の取材を合わせても、まだまだ全く見れておらず、これは通わなければと痛感した。直前リポートをいくつかアップしたいと思うが、初回は世界最大級の夜の噴水ショー『アオと夜の虹のパレード』を紹介する。

 『アオと夜の虹のパレード』はサントリーホールディングス株式会社とダイキン工業株式会社が共同で出展する、水と空気をテーマにしたスペクタクルショーで、万博会場内のウォータープラザを舞台に、2025年4月13日から10月13日までの会期中、毎晩2回、日没後に上演される。同会場は、ギネス世界記録の公式認定員の審査を受け、観客が操ることのできる噴水の設置面積が2179・32平方メートルで世界最大と認定された。また、単なる噴水ショーではなく、ストーリーがあり、夏木マリさんらによる声も素晴らしかった。

 会場の「ウォータープラザ」の水上に用意されるのは、幅約200メートル、奥行き約60メートル、ショーエリア面積約8,800平方メートルの巨大な舞台空間。舞台の中心には、水のスクリーンをつくりだすモニュメント「ウォーターカスケード」がそびえる。エリア内には高密度で張りめぐらされる約300基の噴水をはじめ、照明やレーザーなどさまざまな演出装置が設置されている。水、空気、光、炎、映像、そして音楽を駆使して、物語を体感できるスペクタクルショーになっている。

 ストーリーは、月夜に虹がかかる時、その島では生きものたちによる祝祭が開かれるという言い伝えが残る島で、主人公の子ども「アオ」と不思議な生き物「ドードー」が、神秘的な夜の虹の下に出会い、生き物たちの祝祭が繰り広げられる。祝祭に歓喜するアオが、多様な生きものたちと交わり心を通わせていく不思議な物語。

 声優キャストは、主人公「アオ」役に幼少期から舞台やミュージカルで活躍し、卓越した歌唱力で注目を集めている若手俳優、毛利花、「アオ」を祝祭へと導く「ドードー」役はタレントの友近、そして、島に伝わる歌と夜の虹の言い伝えを「アオ」に教える「おばあちゃん」の声を務めるのは、夏木マリが演じる。

 また、テーマソング「にじまつり」は、水上ショーの音楽を手掛ける作編曲家/音楽プロデューサーの菅野よう子氏が作曲・プロデュース。ミュージックビデオも公開されており、映像作家として数多くの有名アーティストとのコラボレーション作品を手掛ける加藤隆氏がイラストレーションを担当し、物語の“エピソードゼロ”として、主人公「アオ」が生まれるずっと前の島を舞台に描き、伝承歌と物語を巧みに結びつけている。

 鑑賞は無料で、約2,500人が護岸に座って観覧可能。正面の約1,000人分のエリアは予約制だが、追加料金は不要。昼間には、噴水と音楽が連動する「水と空気のシンフォニー」や、観客が噴水を操作できる「水と空気のマジカルダンス」、AR技術を使った「水と空気のARパレード」といった関連エンターテインメントも楽しめる。

ミュージックビデオ:https://youtu.be/PueVHes4weo

 以下にいくつかの場面を紹介する。

主人公の子ども「アオ」

不思議な生き物「ドードー」

おばあちゃんと「アオ」

主人公の子ども「アオ」と不思議な生き物「ドードー」

迫力のスペクタクルショー

昼間の「ウォータープラザ」を大屋根リングから望む

■開催情報

場所:
2025年 大阪・関西万博 会場内ウォータープラザ

日程:
4月13日~ 4月30日
1回目 19:10~、2回目 20:30~

5月1日~ 8月31日
1回目 19:30~、2回目 20:30~

9月1日 ~ 10月13日
1回目 19:10~、2回目 20:30~

公式サイト:https://www.expo2025.airandwatershow.jp/

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