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Stable Diffusion入門 from Thailand 第19回

画像生成AI「Stable Diffusion」の代替に? 話題の「FLUX.1」を試した

2024年08月07日 17時00分更新

文● 田口和裕

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FLUX.1 [schnell]は本当に4ステップで描けるのか?

 FLUX.1 [schnell]は最速かつ最も軽量なモデルだ。「Schnell」はドイツ語で「速い」を意味する。1〜4ステップという非常に少ない反復回数で高品質な画像を生成できる点が最大の特徴だ。SDXLに対する「SDXL Turbo」のような位置付けと思っていいだろう。

 また、Apache 2.0ライセンスで公開されているため、個人利用から商用利用まで幅広い用途に自由に使用できるのが特徴だ。

FLUX.1 [schnell]モデルカード

 モデルのダウンロードはこちらから。[dev]と同様「ComfyUI/models/unet/」に配置しておく。

FLUX.1 [schnell]

 今回も「Flux Examples」ページから、「Flux Schnell」の例として表示されているボトルの画像をドラッグして、

Flux Examples

 

 ComfyUIの上でドロップする。

 FLUX.1 [schnell]用のワークフローがロードされた。

 さっそく例のプロンプトで生成してみよう。本当に4Stepで生成できるのだろうか?

プロンプト:A photorealistic portrait of a young woman with dyed pastel pink hair and subtle makeup, wearing trendy streetwear, standing in a bustling urban crossing with neon signs in the background

 結果はこちら。メイクは濃いめだが、いい感じではないだろうか。

FLUX.1 [schnell]

 そしてこちらがログだ。なんと19.78秒、[dev]の30倍弱のスピードである。そしてこちらも低VRAMモードで動いているようだ。

 ちなみにこちらも「1024 x 1024」のアスペクト比で試してみたところ17.33秒、わずかだが早くなったようだ。

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