●タワーディフェンス初心者にも触れてほしい力作
「モンスターハンター」や「バイオハザード」など、優秀なアクションゲームを世に送り出してきたカプコンにとって新機軸となる本作。
頭を使ったタワーディフェンス要素が強いものの、扱いやすい宗の剣舞アクションである程度カバーできるのは魅力だと感じた。
迷ったら世代の周囲に村人を集め、宗だけが臨機応変に立ち回る作戦で何とかなる。逆にアクションが苦手な人も、村人を強化して要点を押さえれば頭脳プレイで完勝できる。
ストーリー的な部分は意図的に削られているようで、キャラクターの会話などはほぼ皆無。ゲーム冒頭に文章の説明がある以外は、基本的にムービーだけの進行となる。そこは物語重視のプレイヤーにとって正直、物足りないかもしれない。
ただ、各ステージを攻略し、村を復興し、村人を強化してボスを倒して……とゲームサイクルがわかりやすいので、ゲーム性自体は非常におもしろい。そのうえバリエーションに富んだステージ設計で飽きにくいため、遊んだ率直な感想は「満足度が高い」というものだった。
アクション部分の触り心地は安心のカプコン製。タワーディフェンス部分も自由度が高くおもしろいので、気になった人はぜひ本作を遊んでみてほしい。
【ゲーム情報】
タイトル:『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』
ジャンル:神楽戦略活劇
販売:カプコン
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Xbox Game Pass/PC(Windows/Steam)
発売日:2024年7月19日
価格:4990円
CERO:B(12歳以上対象)
©CAPCOM
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