コタケクリエイト氏が制作し、多くの動画配信者がプレイして話題となり、社会現象にまでなった短編ウォーキングシミュレーター『8番出口』。
そのVR版である『8番出口VR』が、2024年7月12日にMyDearestより配信される。対応プラットフォームはMeta Questで、価格は690円。
今回は本作を配信前に触れる機会を得たので、そのプレイレポートをお届けしたいと思う。
・『8番出口VR』ストアページ(Meta Quest版)
https://www.meta.com/ja-jp/experiences/7683906495049890/
●基本は同じだが臨場感が段違い!
ゲームのルールは元の『8番出口』と同じで、「異変を見つけたら引き返す」というシンプルなもの。最初に「正しい」通路を歩いて風景を覚え、まったく同じ風景のループする地下通路を進んでいく。
その過程で「異変」を見つけたら、来た道を引き返すことで先へ進めるというルールだ。
一見なんのへんてつもない地下通路に見えるが、異変は突如やって来る。
ここでVR版の操作説明をしておこう。筆者が使用したのはMeta Quest 2(Oculus Quest 2)で、完全ワイヤレスのVRヘッドセットだ。左コントローラーのスティックで移動、右コントローラーのスティックで45度ずつ視点変更ができる。
右コントローラーのボタンを押しながら移動するとダッシュができる。そして通路を向かいから歩いてくる「おじさん」に当たると、おじさんがスマホを取り落とす事故が発生! あれ、こんなアクション元々あったっけ?
異変はわかりやすいものから、スルーしがちな細かいものまでさまざま。じっくり見定めながら歩いて「異変……ナシ!」と指差しながら進み、カウントがゼロに戻されたときには「どこだよぉぉぉ!」と叫んでしまったほどだ。
そんなこんなで無事に8番出口に辿り着き、ゲームクリア。プレイ時間は約1時間半くらいだった。
●VR版で追加された異変は難易度が高い!?
『8番出口VR』のプレイレポートをお届けしたが、いかがだっただろうか。ある程度情報を仕入れていても実際にやってみると異変を見落とすことは多かったし、VR版だと異変の臨場感が大きく違った。
どれとは言わないが「目が合う」タイプの異変や、ダッシュで逃げないといけないタイプの異変はとくにそれが顕著で、「ヒェッ」と悪寒を感じたほど。
個人的には「音」がさらに臨場感を高めてくれていると感じた。ヘッドセットをかぶった耳元から鳴るのでしっかりと聞こえ、おじさんの足音が「コツ……コツ……」と地下通路に反響している間はどこか緊張感があって落ち着かなかった。
また、VR版ならではの異変も用意されていたので、元の『8番出口』プレイ済みの人は楽しみにしてほしい。筆者はおそらく何度もその異変に気付かず、スタート地点へ戻されていたのだと思う。いやー、マジで気付かなかったわー。
【ゲーム情報】
タイトル:8番出口VR
ジャンル:アドベンチャー、シミュレーション
配信:MyDearest
プラットフォーム:Meta Quest
配信日:2024年7月12日
価格:690円
プレイ人数:1人
©MyDearest, Inc.
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