長さや厚み、直径などを測るのに活躍してくれるのが、ノギス。測定面をスライドさせて対象を挟むだけで、1mmメモリの定規では測れない、0.1mmや0.01mm刻みで正確に測れるのが魅力です。
ただし、副尺(バーニヤ)メモリを読むのが意外と大変で、慣れていないと素早く数値を読み取れません。そのため、画面に大きく値が表示されるデジタルノギスを愛用している人が多いのではないでしょうか。
デジタルノギスは安いものでは1000円前後で買えますが、その多くは0.1mm刻み。定規を当てて測るよりは正確とはいえ、精密にサイズを測るには少々解像度が足りません。また、本体がカーボンファイバー(樹脂)製だということが多く、強く押したり捻ったりすると歪みますので、測り方によっては結構誤差があります。
人気のあるミツトヨのデジタルノギス
もっと正確に測りたいというなら、0.01mm刻みのステンレス製デジタルノギスがいいでしょう。こちらは多少力を入れたところで歪みませんから、測定時の誤差も小さくなります。それでいて2000〜3000円くらいから買えますから、意外と手頃です。
どうせ買うなら良いものを……と思って有名メーカの製品をチェックしてみると、価格は一気に上がって7000円以上。機能的にはほとんど変わらないのに、どこにそんな違いがあるのか気になりますよね。
ということで、中でもとくに人気のあるメーカー、ミツトヨの「ABSデジマチックキャリパ CD-15AX」(実売1万8000円前後)を借りて試してみました。

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