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LINE WORKSが長谷川鉃工に導入、チャットボットやkintoneとの連携で業務を効率化

2024年04月22日 13時00分更新

文● ASCII

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 LINE WORKSは4月22日、「LINE WORKS」が長谷川鉃工に導入されたと発表、導入事例を公開した。

 長谷川鉄工は建築鉄骨の加工や組み立てを手がける鉄骨ファブリケーター。2019年4月の「働き方改革」施行に対応し、時間外労働の短縮や有給休暇の取得を推進してきたが、その一方で工場稼働時間の減少に伴い売上が減少するジレンマを抱えていた。

 解消のため、シフト勤務制やロボット設備などを導入して一定の成果を得たものの、依然として時間外労働が課題として残り、とくに業務に多くの時間を費やしていた「検査報告書」が挙がっていたという。

 検査報告書は製造工程の 進行状況を示す書類で、工場での工事用デジタルカメラを使用した写真撮影から事務所での専用アプ リを用いた写真選定、指定Excelフォーマットへの入力、印刷した報告書の提出までの業務が必要で、工事が適切であった証明となる精度が求められるが、書類作成のためだけの帰社により労働時間が伸び、結果的に時間外労働の発生にも繋がっていた。

 時間外労働の問題解決に向けて業務管理ツールの導入を検討してき、「ツールとしての使いやすさ」を重視する必要があったことからLINE WORKSを選定。チャットボットやkintoneと連携することで簡単に検査報告書が作成できる仕組みを構築した。

 LINE WORKSのアプリディレクトリを活用し、LINE WORKS上のチャットボットで質問に回答するだけで簡単にkintoneに情報を登録できる「LITONE for チャットボット」と連携し、現場にいながらiPadで作業が完結できる仕組みを構築。これまで8時間かかっていた作業を2時間に短縮し、生産性向上と労働環境の改善を実現。

 工場で製造工程の写真を撮影し、LINE WORKS上でチャットボットの質問に回答しながら撮影した写真を選択して送信するとその回答情報がkintoneに連携され、自動的に検査報告書として出力されるという作業フローにより、事務所での作業が必要だった検査報告書作成業務のほとんどが工場にいながら完結できるようになった。また、取引先や顧客に送りたい場合は、事務所でExcelファイルに出力して画像の位置などを微修正するだけとなり、工場内での業務プロセスを劇的に改善。

 業務効率化により、他の業務に取り組む時間を創出できるようになったほか、チャットボット×kintoneとの連携によって抜け漏れを防ぐことができ、かつ誰でも対応しやすい業務フローへと改善。働いている外国人技能実習生やインターン生に対してもLINE WORKSの翻訳機能を活用することでスムーズなコミュニケーションと業務遂行に繋げられたとしている。

 LINE WORKSでは、導入事例を公開し、インタビューを掲載している。

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