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石川温のPCスマホニュース解説 第195回

格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目

2024年04月03日 17時00分更新

文● 石川温

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値上げ基調のなか、“シンプルで安い”MVNOに再び脚光

 NTTドコモやKDDI、ソフトバンクは、金融商品と通信料金を連携させたプランにシフトしているが、いずれも「値上げ基調」になっている傾向がある。

 2020年の菅政権による「圧力値下げ」により、通信料収入が大きく落ち込み、ようやく復活しつつあるタイミングだけに、機会を見て「値上げ」に持って行きたいというのが本心だ。

 そんななか、MVNOに対しての「接続料」はいまだに値下げ基調が続いており、MVNOにとってはコストである接続料が下がることで、安価なプランを維持しやすいという状況になっている。

 ここ数年、ahamoショックで元気のなかったMVNOだったが、ここに来て「シンプルで安い」という魅力が改めて見直され、MNOからユーザーを奪える環境が整いつつあると言えるだろう。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

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