◆後席は広いしリクライニングもするが……
ゆみちぃ部長は、腰を痛めて以来「後席の居心地」をとても重視しています。その点において、X1の広さはCセグメントSUVトップクラスといえるもの。シートも前後に移動しますし、さらにリクライニング機構だってあります。
後席は十分すぎるほど広いし、シートにはリクライニング機構もある。アメニティも問題ナシ、革の質感もイイ感じ。何より室内の雰囲気が実にイイ感じで「スピーカー部分などにある格子模様みたいなのがカッコいい。このセンスのよさがBMWですね」とニッコリ。
しかし、「5人乗りなのに、フロアー中央が盛り上がっているんですね。真ん中に座る人はお子様限定ですね」から始まり、「ドアのところの段差が結構おおきいですね。あとシート先端とドアの開口部分が思ったより狭くて、乗り降りが少ししづらいかも」というではありませんか。
4WDだからドライブシャフトが真ん中通るから中央が盛り上がりますし、サイドシルが盛り上がるのは衝突安全基準によるものなのですが、そんな言い訳は彼女に通用しません。そしてトドメが「リクライニング量が足りない。もっと倒れてほしい」と重箱の隅を突きまくります。
実はX1ほど倒れるクルマも珍しく、同じくらい倒れるのはトヨタの「ハリヤー」とレクサスの「RX」でしょうか。そもそも後席リクライニング機構そのものが珍しいのですが……。さらに倒れるクルマは、メルセデス・ベンツの「GLE」とJEEPの「グランドチェロキー」程度しか思い浮かばない部員Kです。
次に運転席に着座。「おぉ、BMW」と、感動したようです。「インテリアがとても素敵です!」と、ここでも称賛の声をあげます。「近未来的なのですが、高級感があっていいですね」と、シンプルながらコクピット感のある、それでいて上質な空間にウットリ。収納部分を、またしても重箱の隅をつつくようにチェックすると「アームレストの収納が助手席側に開口するんですか?」と、素朴な疑問。もともと左ハンドルのクルマですからね……。
この連載の記事
-
第495回
自動車
芸能人御用達のゲレンデがEVに! メルセデス「Gクラス」の実力をオフロードで検証! -
第493回
自動車
アウトドアテイストのスズキ「スペーシアギア」は、ジムニー顔で車内の開放感がキモチイイ! -
第492回
自動車
食わず嫌いは良くない! シボレー「カマロ」は左ハンドルで古さを感じるも良質なFRクーペだった -
第491回
自動車
ボルボの電動SUV「EX30」は価格と性能のバランス良し! 乗って実感したオススメポイント5つ -
第489回
自動車
サーキット向けのアルピーヌ「A110S」はフランスらしいデザインと上質さで街乗りも楽しい -
第489回
自動車
アストンマーティン「DB12」はラグジュアリーと最高性能を両立させて究めた1台 -
第487回
自動車
Hondaのセダン「アコード」はすべてが適度でちょうどいい! 5つの魅力を紐解く -
第486回
自動車
これぞ王道! これぞ本流! BMWの魅力を凝縮したSUV「X5」は最高の1台と断言する -
第485回
自動車
1000万円対決! ポルシェ「マカンT」とアウディ「SQ5」似て非なる2台をあらた唯と徹底比較 -
第484回
自動車
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞のHonda「FREED」の魅力と買いのグレードはコレだ! -
第483回
自動車
【ミニバン売れ筋対決】ホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」の良いところと微妙なところ - この連載の一覧へ