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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第381回

エコもスポーツも優秀な「パナメーラ 4 E-Hybrid」で体感するポルシェの進化と真価

2023年12月02日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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◆人がゆったり乗れるぶん、ボディーはかなり大きい

ポルシェ

全幅1937mm、全高1423mm

ポルシェ

全長5049mm、全高1423mm、ホイールベース2950mm

ポルシェ

リアビュー

 ボディーサイズは全長5049mm、全幅1937mm、全高1423mm、ホイールベース2950mm。全幅、全高、ホイールベースはタイカンと同等ですが、全長は80mmほど長かったりします。車両手配係の部員Kが運転すると、「ちょっと大きいなぁ」というのが正直な感想。感覚的に都内の幹線道路では車線幅いっぱいという印象ですし、特に困るのが車庫入れ。最小回転半径が大きめので、ボディー全長が5mであることから、コインパーキングによっては、かなり苦労します。

 試乗車には4WSになるオプションのリアアクスルステアリングが装着されていたのですが、それでも「思ったより曲がらない……」となったりするので、マストなオプションと言えそう。ちなみに価格は29万7000円。

ポルシェ

都内のコインパーキングに停めようとしたところ(左側)

ポルシェ

都内のコインパーキングに停めようとしたところ(右側)

 コインパーキングついでにお話をすると、車幅に対して車庫枠が狭いということが多々ありました。実際、部員Sからも「入らないから別の駐車場を探します」という内容の連絡が来たくらい。さらに跳ね上げ式のロック板だったりすると、ホイールをガリるんじゃないかとヒヤヒヤ。

 「そんなデカいクルマに乗る方が悪い」という意見もありますが、部員Kは「イマドキ、車幅1.9mの輸入車は当たり前。だいたい都内は輸入車が多いのだから、それに合わせて車庫枠を設定するべき」と思うのです。それに跳ね上げ式のロック板、心臓によくありません。

 さらに困るのがタイヤ止め。この話はスポーツカーあるあるなのですが、道路交通法によると、クルマの最低地上高は9cm以上と定められているにもかかわらず、多くのタイヤ止めの高さは12cmくらいあるため、普通車のようにタイヤ止めまで後退すると、バンパーに傷がついてしまうのです。よって車庫枠をはみ出して前に止めざるをえない状況に……。

 パナメーラを見たゆみちぃ部長は、テンション爆上がり! と思いきや、いたって冷静。むしろ「こんなに大きいんですか?」と不安な表情を浮かべます。そして「これって……セダンですよね」というではありませんか。そうです。ゆみちぃ部長は、セダンがお好きでないのです。でもタイカンはカッコイイと言っていたのに……なぜ? というと、これは別の記事でも記載しましたが、これは色によるところが大きいものと推測(セダン冬の時代が到来中に「スカイライン 400R」をアイドルとおじさんが乗り比べ!)。

 今回のパナメーラは「アベンチュリン グリーンメタリック」という、かなり渋めの色。きっと単純な白とか赤なら話は違ったのでしょう。この傾向は、ゆみちぃ部長に限らず、ほかの若年モデルさんでも同様で、広報車の色が悪いとクルマがどんなによくてもネガティブな評価になりがちだったりします。

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