◆スリムなハイエンドの「Xperia 5 V」を1週間使った
現在発売中のソニー「Xperia 5 V」を使ってみました。「Xperia 5」シリーズは、フラッグシップの「Xperia 1」シリーズの下に位置づけられるものの、共通する機能・仕様が多いハイエンドモデル。コンパクトで片手で操作しやすいことでも人気があります。
ドコモ、au、楽天モバイルが取り扱うほか、10月27日にはソニー直販のSIMフリーモデルも発売されました。なお、キャリア版のストレージ容量が128GBであるのに対して、SIMフリー版は256GBという違いがあります。
価格はドコモが15万1690円(「いつでもカエドキプログラム」適用時の実質負担は8万1730円)、auが14万3000円(「スマホトクするプログラム」適用時の実質負担は7万9810円)、楽天モバイルが15万2400円(「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」適用時の実質負担は7万6200円)。SIMフリー版は13万9700円となっています。筆者はドコモ版を1週間ほど使ってみました。
◆ハイエンド機の中では最もスリム、片手で操作しやすい
Xperia 5 Vは、約6.1型の有機ELディスプレーを搭載。本体の横幅は約68mmで、片手で操作しやすいことが利点です。ちなみに、コンパクトさをセールスポイントにしているASUSのZenfone 10(画面サイズは5.9型)の横幅は68.1mmなので、今年発売されたハイエンドスマホの中では、最もスリムと言って差し支えないでしょう。
画面の縦横比が21:9なので、ボディーは縦に長く約154mmあります。しかし、画面表示を引き下げる「片手モード」を使えば、画面上部もラクにタッチできます。コンパクトながら横向きにするとワイドな画面でゲームや動画を楽しめることも魅力です。
ボディーはフラットで、薄く平たい板といった印象。サイドフレームのエッジには段差があり、握った時に安定感が得られるデザインになっています。右側面には音量ボタンと指紋センサーを兼ねた電源ボタン。さらに、カメラを起動し、シャッターとして使えるボタン(シャッターキー)も備えています。
上部には3.5mm穴のオーディオジャック。底部にSIM/microSDスロットとUSB Type-C接続口を搭載。これらの配置は従来モデルからの変更がありません。
背面パネルはフロスト加工で、サラサラとした手触り。前面パネルと同じく「Gorilla Glass Victus 2」という強化ガラスが使われていますが、パッと見ではガラスとは気づかないかも。研磨された鉱石のような趣きもあり、ソニーらしい上質感のある仕上がりです。
この連載の記事
-
第517回
スマホ
安く買えて普段使いに問題なし! バランスが良いオススメのミドルレンジスマホ3選 -
第516回
スマホ
カメラやAIの性能に違いはあるのか? Xiaomi 14Tと14T Proを使い比べてみた -
第515回
スマホ
日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック -
第514回
スマホ
2人同時に音楽を楽しめる青春スマホ「nubia Music」に新しい可能性をを見た -
第513回
スマホ
4万円で買えるゲーミングスマホも! コスパに優れたデザインスマホ「realme 13」シリーズがアツイ! -
第513回
スマホ
100倍望遠が実用的なスマホ「vivo X200 Pro」はカメラ性能が変わらず最強だった -
第512回
スマホ
ツァイスカメラ搭載のスマホ「vivo V40」は可変色LEDライトでポートレート撮影も得意 -
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 -
第510回
スマホ
スマホは高くない! 2万円台で買えるオススメ格安エントリースマホ4選 -
第509回
スマホ
着せ替えスマホ「CMF Phone 1」はカスタマイズが楽しいが実用面での弱点もあり -
第508回
スマホ
たたんでも極薄9.2mm! 世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V3」を試す - この連載の一覧へ