処理が高速、プライバシーにも配慮できるが、性能は発展途上
では実際のところ、デバイス上で処理するというのはどんなメリットがあるのか。
ある程度の質問や要望に対しては端末上で処理してしまうため、反応速度が速いことが魅力といえる。また、個人的な情報が端末上だけで処理され、ネットに流れないため、プライバシーを守った上でAI処理に頼れるという利点もある。
また、会話ごとにインターネットにデータが流れないと言うことで、データ消費量を抑えられるというメリットもありそうだ。
ただし、クアルコムが見せてくれたデモではメタの「Llama 2」(大規模言語モデル)を使っており、最新のデータを元にAIが答えるということは不可能、というか無理な感じであった。また、固有名詞も苦手のようだ。
当然のことながら、デバイス上でのAI処理には、クラウドに比べてかなりの制約があるため、実際はデバイス上のAI処理とクラウドの処理というハイブリッドなカタチになっていきそうだ。
たとえば「東京からマウイまでの行き方」「年末年始に旅行したい」「大人2人と子ども2人」といった条件をデバイス上のAIと対話して条件を決めつつ、最後の最後でクラウドに質問を飛ばし、航空券検索サイトからベストな条件だけを抜き出し、AIが答えてくれる……といった使い方になりそうだ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第293回
トピックス
折りたたみiPhone、ついにGalaxyとガチンコ勝負 サムスンが築いた“アップルにはない強み”とは -
第292回
トピックス
iPhoneは割引、日本スマホは定価? 「arrows Alpha2」が映すキャリアの事情 -
第291回
トピックス
コミケで2Gbps級も KDDIとソフトバンク“つながる”舞台裏 -
第290回
トピックス
楽天モバイル、KDDIローミング終了でどうなる? 10月以降の通信品質に懸念 -
第289回
トピックス
なぜahamoは40GBに増量したのか 見えてきたドコモの“本音” -
第288回
トピックス
Galaxy Z Fold8を使ってわかった、“パスポートサイズ”が想像以上に快適なこと -
第287回
トピックス
なぜ? 携帯4社が「Galaxy Z Fold 8」を推す理由 -
第286回
トピックス
「ドコモの銀行」で何が変わる? ポイント最大4.5%還元、金融経済圏のメリットと課題 -
第285回
トピックス
20万円スマホに背を向けた日本勢 シャープとFCNTが選んだ「勝てる市場」 -
第284回
AI
OpenAIやグーグルを使い分ける、“AIのMVNO”が存在感 -
第283回
トピックス
「EUでは使えない」アップルがSiri AIで異例の明言をしたワケ - この連載の一覧へ











