このページの本文へ

モーターショー改めジャパンモビリティーショーは過去最高の475社が出展! 主なイベントを紹介

2023年10月06日 10時00分更新

文● スピーディー末岡

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 一般社団法人 日本自動車工業会は、10月26日~11月5日まで(一般公開は10月28日~)、東京ビッグサイトを中心に「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティーショー)」を開催する。このたび、イベント内のほぼすべてのコンテンツが発表されたので紹介しよう。

 まずJAPAN MOBILITY SHOW(以下JMS)について説明すると、かつて「東京モーターショー」として開催されていたイベントが、今年から名前を変えて再スタートを切る。名前を「モビリティー」に変更したのは、自動車業界の枠を超えて他産業やスタートアップ、そして来場するお客さんも一緒に日本の未来を創っていこうというコンセプトから。

 前回開催の東京モーターショー 2019が192社の出展だったが、今回のJMSはなんと過去最高の475社が参加する(ただし海外メーカーは19社)。モーターショーは自動車で言うところの「フルモデルチェンジ」を果たしたのである。

ゴジラとコラボの「Tokyo Future Tour」

 東京フューチャーツアーは177社の企業が出展し、LIFE/EMERGENCY/PLAY/FOODと4つの切り口で、モビリティーが変える未来をショー仕立てで体験できる。「EMERGENCY&MOBILITY」エリアでは、11月3日から公開の日本映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」とコラボし、楽しい時のモビリティーだけではなく、有事でモビリティーが活躍する未来を提案する。ゴジラに限らず、日本は災害大国。もしものときにモビリティーがどう動くのかを知っておくのは有益だ。

スタートアップによるモビリティー産業の拡張!
「Startup Future Factory」

 未来を担うスタートップが集まるのが「スタートアップフューチャーファクトリー」だ。防災/少子高齢化/地域創生/環境・カーボンオフセット/ウェルビーイングなど、各テーマに沿ってモビリティー関連企業と、最新技術とアイデアをもつスタートアップ企業とを引き合わせるビジネスマッチングイベントを会期中に5回開催し、最終日直前の11月4日にはPitch Contest&Awardというイベントも実施。このアワードにはすでに116社のスタートアップ企業が応募しており、MCにフリーアナウンサー平井理央さん、そしてスタートアップに精通した有識者7名を含む9名とともに、厳正なる審査の下、アワードを決定するとのこと。

審査員のみなさん

日本の未来をつくるトークショー
「Japan Future Session」

 日本の未来について討論するトークショー「ジャパンフューチャーセッション」では、カーボンニュートラルやアウトドア、水素、モータージャーナリス、果てはSFまで、様々なテーマとモビリティーの未来を語るトークショーが開催される。どんなテーマがいつやるのかは公式サイトをチェックしてほしい。

トークショーのイメージ

水素がエネルギー源のライブを開催!
「H2 Energy Festival」

 今回の新しい試みがこの「H2 Energy Festival」だ。有料エリアにはなるが、モビリティーの未来を支える、水素エネルギーを使った特設ステージにて、数々のアーティストによるライブ、芸人のお笑いライブなどが開催される。出演者が多いので、まずは公式サイトをチェックして見たいアーティストや芸人のタイムスケジュールを確認しておこう。

子どもたちの未来を広げる
「Out of KidZania in JMS 2023」

 東京モーターショー 2019に続き、子ども向け職業体験型施設「キッザニア」と再びコラボレーションし、「Out of KidZania in JMS 2023」を開催。小学1~6年生まで限定で、参加は予約制だが一部当日予約枠も用意される。今回は、カーモデラーやメカニック、職人の技など、モビリティーに関わる11種類のプログラム(職業体験)が提供される。また、会場には未就学児(3歳以上)が参加費無料、予約不要で楽しめる「未就学児コーナー」も設置されるとのこと。

過去最多45店舗出店の「フードコート」

 グルメエンターテイナーのフォーリンデブはっしー(橋本陽)氏がプロデュースする、会場グルメ「グルメキングダム」では、過去最多の全45店舗の出店。「Japan Meat Show」を始めとする4つのエリアで、様々な食事が味わえる。詳しい出店店舗に関しては公式サイトにて。

フォーリンデブはっしーさん

モータースポーツエリア

 レースやラリー好きにはたまらないエリアがこちら。しかもモータースポーツエリアが設置されるのは今回が初となる。屋内展示エリアでは、レースカー展示に加え、e-Motorsportsの全日本大会の決勝やトークショーを開催。また、レースに携わるメカニック、エンジニア、レースクイーンも参加したイベントを実施する。屋外では、プロドライバーによるレースカーのデモランや、タイヤ交換デモなどモータースポーツの魅力が存分に味わえる。

 なお、JMSのチケット料金だが高校生以下は無料。一般は当日券が3000円、前売り券が2700円、一般公開日(日曜以外)の16時以降に入場可能なアフター4が1400円。通常10時から入場可能だが、9時から入場できるアーリーエントリーが3500円(1日5000枚限定)、一般公開前の27日12:30~18:00に入場可能なプレビューデーが4000円と、ラインナップが豊富だ。また、エリアによっては別途入場料などが必要になる場合もあるので、事前に確認しておこう。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ