韓国料理に韓流タレント、韓国ドラマと韓国コスメなどが大好きな女性は数多く。それはアイドルユニット「純情のアフィリア」の寺坂ユミさん(以下、ゆみちぃ部長)も例に漏れません。では「韓国のクルマ」はどうなのでしょう? ということで今回、2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーの「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した、ヒョンデ「IONIQ 5(アイオニック ファイブ)」をお借りして、乗ってもらいました。
日本市場に12年ぶりに復帰!
世界中で話題の韓国車の実力は!?
昨年、12年ぶりに日本市場に復活したヒョンデ。第1弾がBEV(バッテリーEV)のIONIQ5と、燃料電池自動車のネッソという、環境性能を重視した車種だったこともあり、多くのメディアに掲載され注目を集めました。当然、ゆみちぃ部長も「IONIQ 5」の名は聞いたことがあったようです。
IONIQ 5のラインアップは大きく分けて5種類。エントリーモデルが、バッテリー容量58kWhで、リアに最高出力170馬力/最大トルク35.7kgf・mのモーターを搭載した後続距離498km(WLTC)の後輪駆動モデル。その上にモーターの最高出力を217馬力にアップさせ(トルクはそのまま)、バッテリー容量を72.6kWhへと増やした航続距離618kmモデル、そしてフロントに95馬力/26kgf・m、リアに210馬力/35.7kgf・mのモーターを搭載した四輪駆動モデルなど、計5車種をラインアップ。参考までに、似たようなBEVとして日産アリアを挙げると、あちらはバッテリー容量が66kWhと90kWhの2種類。最高出力は160馬力から394馬力となっています。
IONIOQ5で驚くのは、その価格! エントリーで479万円、今回お借りしている最上位のAWDモデルでも599万円なのです。ちなみに、日産アリアの価格は539万円から。テスラのモデルYで587万2000円ですから、そのコスパの良さは光るものがあります。
全長4635×全幅1890×全高1645mmというボディーサイズは、同じBEVの日産アリアを上回るのですから、いっそうコスパの良さが光ります。このボディーサイズは、トヨタのハリアーやマツダのCX-60、テスラのモデルYといったラージサイズSUVと同じくらい。それゆえ、見た人は「意外と大きいなぁ」と声を挙げるでしょう。
さらに「大きいなぁ」と思わせるのは、3mという長いホイールベース。これはCX-60の2.87m、ハリアーの2.69mを大きく上回ります。ホイールベースが長いと、室内がゆったりし、高速道路などでの直進安定性が高まるのですが、小回りが利きづらい傾向になります。事実、IONIQ 5の最小回転半径は5.99mと、CX-60の5.4m、ハリアーの5.7mより大回りです。結果、車庫入れに苦労したことを、ASCII.jp自動車部の配車係で書記兼撮影係の部員Kは正直に申し上げます。
直線基調のエクステリアは、他にはないもの。ゆみちぃ部長の言葉を借りるなら「昔の映画に出てくるタイムマシン」で、確かに言われて見たらデロリアンのSUV版という感じに見えなくもありません。ゆみちぃ部長的は、どちらかといえば「大きなグリルで丸っこいヘッドライト」がお好みなので、IONIQ 5は好みではないのですが、大きなフロントグリルでドヤるSUVに飽きている部員Kは、コレはコレでアリかも、と思ったりします。
ちなみに写真で見るより、現物の方が遥かにカッコいいです! また色によるところもあり、部員Kは今回お借りしている紺色より上写真のシルバーの方が好みだったりします。
ボンネットを開けてパワーユニットを見てみましょう。「これ……見て何か意味があるのか?」と思いながら写真を撮る撮影係の部員K。実は後で知ったのですが、これがラゲッジスペースで、RRモデルで57リットル、AWDモデルで27リットルの容量があります。
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