ワンストップ化のねらいは料金値下げ
実際、筆者もアメリカで、2007年にiPhoneをAT&Tで契約した後、ベライゾンにナンバーポータビリティで乗り換え、さらにグーグルが手がけるMVNO「Google Fi」にナンバーポータビリティしている。
もちろん、ワンストップ対応で、移行先のキャリアで自分の携帯電話番号を伝えれば、すぐにナンバーポータビリティできてしまう。世界でもほとんどの国と地域がワンストップ対応となっており、現在、契約しているキャリアに連絡が必要なんて国と日本とごくわずかの国しかないようで、日本は世界に比べて遅れているというのが現実だ。
ワンストップ化が実現することで、乗り換えが促進され、料金値下げにつながれば、総務省の思惑は大成功といえるだろう。
しかし、日本のキャリアはナンバーポータビリティ制度によって顧客獲得に頑張りすぎる傾向が強いため、ワンストップ化でさらにユーザーが大混乱しないか心配でもある。
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