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T教授の「戦略的衝動買い」 第708回

初心に帰ってスマートペンのエントリーモデル「dimo」を衝動買い

2022年11月10日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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ボールペンのペン先のすぐ下側にある開口部の中には、ペン先の座標をスキャンするデジタルカメラが取り付けられている

デジタルカメラを取り付けたペンが
専用紙に記された座標を読み取る仕組み

 今回ご紹介するdimoスマートペンは、この表に当てはめるなら上から2番目にあるデジタルペンの元祖である、Anotoのデジタルペンとイメージ的には近い。専用スタイラスと専用の用紙の両方が、必要なスマートペンだ。そして連携するデバイスは、主としてスマートフォン。スマホ内のデータとクラウド間で同期を取ることで、無料クラウドストレージ上の同期ファイルは、パソコンでもで活用できる。

赤丸で囲った部分がカメラだ

 Anotoは、同社独自の超微細な非反復(繰り返しのない)ドットパターンを全面に書き込んだ専用紙を使ったノートやメモ用紙を使用することが、前提条件だ。そして、その非反復ドットパターン用紙をボールペンとすぐその脇に、デジタルカメラを取り付けたペンが座標を読み取る仕組みだ。

DIGITAL NOTEBOOKの各ページには、全頁にユニークな非反復ドットパターン(Ncode)を採用した専用紙を使うことで、dimoスマートペンはどのノートのどのページのどの部分にペン先を落としても、その座標を素早く確実に理解することができる

 それはペン先がたった今、どのページを書き込んでいるか、そしてペン先が今ページのどこにあるかを正確に自ら判別し、ペン内部のストレージに座標を書き込むか、Bluetoothなどの無線経由でスマホやパソコンなどに転送することで、筆記文字やイラストなどのデジタイズをリアルタイムに近いスピードで、実現している。

 繰り返すがdimoスマートペンは、その先端にボールペンとデジタルカメラの付いた一見普通のペンと、Ncode(エヌコード)という仕組みの非反復用紙を使って、すべてのページを埋めたDIGITAL NOTEBOOKの両者でAnotoペンとほぼ同様のことを実現している。

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