大理石調のデザインが施されたハイエンドマザーボード
ASRock「Z790 Taichi Carrara」をレビュー、第13世代CoreをOCしても快適に動作!
第13世代Core i9+RTX 4090を使って検証してみた!
では、CPUにi9-13900Kを、GPUに「GeForce RTX 4090」を用いて、Z790 Taichi CarraraでCPUのオーバークロックに挑戦してみたい。オーバークロック状態でも安定して動作するかどうかを確かめるのが目的だ。
CPUのオーバークロックはUEFI BIOSから行ない、「OC Tweaker」の「CPU Configuration」にある「CPU Turbo Ratio Information」のサブメニューから、「CPU P-Core Ratio」を"All Core"に、「All Core」を"58"に変更。つまり、Performanceコアのすべてを5.8GHz駆動にするということだ。
なお、今回はCPUの動作クロックのみを引き上げたが、メモリークロックについては、OC Tweakerの「DRAM Configuration」にある「DRAM Frequency」で設定できる。動くかどうかはモジュール次第のところだが、UEFI BIOSにはDDR5-12800までの設定が用意されている。もちろん、XMP対応モジュールであれば、「Load XMP Setting」から「XMP 3.0 Profile 1」を選択することも可能だ。
今回、構成したテスト環境は表のとおり。
テスト環境 スペック | |
---|---|
CPU | Core i9-13900K(24コア/32スレッド、最大5.8GHz) |
マザーボード | ASRock「Z790 Taichi Carrara」(インテルZ790) |
メモリー | DDR5-5200 16GB×2 |
ビデオカード | GeForce RTX 4090 Founders Edition |
ストレージ | Western Digital「WD_BLACK SN850」(M.2、PCIe 4.0、1TB SSD) |
電源ユニット | Corsair「AX1200」(1200W、80PLUS PLATINUM) |
OS | Windows 11 Pro |
まずは、M.2スロットのパフォーマンスを見てみよう。ただし、原稿執筆時ではPCIe 5.0に対応したSSDは販売されていないため、今回はPCIe 4.0接続のWestern Digital製「WD_BLACK SN850」を使用し、「CrystalDiskMark」(Version 8.0.4)を実行してみた。
結果、シーケンシャルアクセスはリードが最大7000MB/秒弱、ライトが最大5200MB/秒程度と非常に高速で、ランダムアクセスもリードが最大1100MB/秒ほど、ライトが最大900MB/秒弱とPCIe 4.0接続の恩恵を如何なく発揮している。なお、CrystalDiskMark実行中のSSDの温度は、S.M.A.R.T.読みだが77度までしか上がっておらず、サーマルスロットリングの心配はなさそうだ。
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