福岡市がスタートアップ支援、規制緩和に全力 「B Dash Camp 2022秋」開幕
B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka
2022年10月19日~21日にかけて、福岡県福岡市でスタートアップ業界最大級のカンファレンスイベント「B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka」が開催。3日間にわたり業界の最前線で活躍する経営者や著名人がトークセッションやスタートアップの登竜門「Pitch Arena」が行なわれる。また今回は盛り上がりを見せるブロックチェーン、Web3領域に特化した併設会場「B Dash Crypt」が用意された。
オープニングセッション「ネット企業の成長はどこに向かうのか」では、既存のWeb2.0領域を拡大しつつ、Web3領域において日本はクリエイターの強みを生かし、世界を目指す方向性が示された。
今回は福岡市がとくに力を入れ、複数の関連セッションが実施された。前回の札幌会場にて高島市長が登壇し予告した、福岡市 国家戦略特区規制改革ピッチで優勝したのは株式会社neuetだ。同社はシェアサイクルサービス「チャリチャリ」を提供している。受賞理由として福岡市が規制改革の支援をおこなうことで、市民の生活がより便利になるビジョンが見えたことが挙げられた。
B Dash Camp × 福岡市 コラボレーションピッチで優勝したのは株式会社ALPACA.Labだ。同社はユーザーと運転代行業者をつなぐマッチングサービスを提供している。受賞理由として堅実なビジネスモデルや今後の成長への期待が挙げられた。
DAY2の締め括りとなるネットワーキングディナーには、福岡市の高島宗一郎市長が特別ゲストとして登場。福岡市のスタートアップ都市宣言とB Dash Camp福岡開催の10周年を祝して乾杯の音頭を取った。「B Dash Campと共に歩んできた10年だった。ピッチがおこなわれた規制緩和やスタートアップへの支援をさらに盛り上げていきたい」と語った。