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新車を買った情報2022 第108回

中古車のサビとキズ、傾向と対策

2022年09月25日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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ルーフにたまった泥には気をつけたい

 まず素人の私が見る限り、ウインドスクリーンの飛び石跡はひとつも認められませんでした。車高が高く、ウインドスクリーンの傾斜角が大きいからでしょうか。あるいは高速道路を使う頻度が低かったのでしょうか。ワイパーが止まる部分にスケールがたまっていたので、前世で交換したわけでもなさそうです。いずれにしてもこれは良かった。

 フロントの塗装面に目を移すと、バンパー前面には飛び石跡と虫の死骸でできた塗装の浸食が多数。しかしバンパーは樹脂製なので補修の要なし。ボンネットには小さな凹みが数カ所 、ルーフにはゴルフボール大のごく浅い凹みはありましたが、ともに塗装の欠損なし。やることはありません。

 手間がかかったのはルーフです。これは中古車あるあるですが、一見してきれいに見えたものの、ルーフとサイドパネルのつなぎ目を隠すモールの隙間に、大量の泥が堆積しておりました。過去の経験から言って、これを放っておくとコケが生えて参ります。その殲滅には高圧洗浄機で20分ほどを要しました。モールを外して作業したほうが確実だったかも知れません。

前世が忍ばれるテールゲート近辺

 リアに回りますと、マフラーは着々と錆び始めている様子。これは磨き落とすべきなのかどうなのか。下回りは防錆塗料が吹いてありますが、まだ剥離箇所のチェックはしておりません。一番大事なところなのですが……。

 そして前世が営業車で荷物を頻繁に出し入れしたからでしょう。テールゲート周辺は、バンパーの凹み、引っ掻き傷、塗装の剥離が見られます。前世でこの車をお仕事に使われた皆さん、ご苦労様でした。

 このバンパーの凹みは、純正のカーゴステップパネルを貼れば誤魔化せそうです。傷つき防止にもなって一石二鳥。引っ掻き傷はドアハンドルのような手が触れる所には無数にあり、いずれもポリマー入りのコーティング剤などで消える程度なので不問とします。

 問題はすでに錆びているテールゲートの塗装剥離箇所。ここはさっさとタッチペンで補修したいところ。

 問題と言えばバックカメラのレンズがスケールで白化して、画像が不鮮明なのも困ります。レンズが樹脂であればスケール除去剤も使えるのですが、ガラスかもしれません。私は一か八かで微粒子研磨剤でやっつけようとしていますが、果たしてどうなのか。カメラユニットを交換する前提でがんばります。

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