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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第46回

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 2022年8月27日~9月2日

国内データセンター市場が2兆円超え、円安で「iPhone 14」購入意欲は減少?、LinkedInのプロフで記載が多いスキル、ほか

2022年09月05日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。今回(2022年8月27日~9月2日)は、国内データセンターサービス市場の成長、発売がうわさされる「iPhone 14」の購入意向、LinkedInのプロフィールに記載されるスキルの変化、最先端テクノロジーのハイプ・サイクル日本版、日本の防災意識に関するデータを紹介します。

■[データセンター]国内データセンターサービス市場は初の2兆円越え、コロケーションも成長後押し(IDC Japan、8月29日)
・2022年国内データセンター(DC)サービス市場規模は前年比15%増、初の2兆円超え
・2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR)は12.8%
・DCの電力コストが市場成長を阻害する可能性は低い

 IDCが「顧客企業の情報システムを情報サービス事業者のデータセンター内で運用監視するサービス」と定義する国内データセンターサービス市場の調査レポート。2022年の市場規模は前年比15.3%増加し、2兆275億円に。2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR)は12.8%で、2026年には3兆2083億円に達すると予測している。パブリッククラウドサービスの高成長に加え、大規模なデータセンター設備を貸し出すホールセールコロケーションも成長しているという。海外のコロケーション事業者の新規参入が増え、市場拡大につながっているという。

国内データセンターサービス市場の売上高(棒グラフ)と成長率(折れ線)。2020~21年は実績値、2022年以降は予測(出典:IDC Japan)

■[スマホ][生活]“iPhone愛”は円安に勝るか? 32%が「iPhone 14」が発売されたら購入と回答(ショーケース、9月2日)
・iPhone 14が発売されたら「買う」が32.6%、例年より購買意欲は低い
・買う理由は「A16 Bionicチップ搭載」「カメラ性能」など、「指紋認証が搭載されたら嬉しい」も
・買わない理由で最多だったのは「価格高騰が予想される」

 Appleが9月7日に発表するとうわさされる最新の「iPhone 14」について、同社スマホ情報サイトが10代~60代の男女300人を対象に聞いた意識調査。発売されたら「買う」は32.6%、「買わない」は67.4%。円安の影響で値上がりが予想されることから、例年の新モデル発売時よりも購入したいという回答は少ないという。実際に「買わない」理由でも、最も多かったのは価格の高騰だった。

iPhone 14が購入されたら「買う」とした回答者は約3割(出典:ショーケース)

iPhone 14が発売されたら買う理由、買わない理由(出典:ショーケース)

■[キャリア]日本のLinkedInのプロフィール記載で最多は「事業開発」、2015年から33%が入れ替わり(リンクトイン・ジャパン、9月1日)
・日本ユーザーが記載したスキル上位3は「事業開発」「営業&マーケティング」「アマゾンウェブサービス(AWS)」
・2021年に記載されたスキルは2015年から33%入れ替わった
・LinkedInを活用する採用担当の45%が「記載されたスキルを活用する」、前年比13%増

 ビジネス向けSNSのLinkedInに登録する日本ユーザーがプロフィールに記載したスキルの上位10を発表、2015年と比較した。トップは「事業開発」で2015年と同じとなった。2位以下は、2015年には「ソフトウェア開発」「C」など開発関連が多かったが、2021年は「営業&マーケティング」「事業計画」「インサイドセールス」などビジネス系が多く入った。2015年に記載していたスキルの33%が入れ替わっており、2025年までに50%が入れ替わると予想している。

LinkedInで日本ユーザーがプロフィールに記載したスキルのトップ10(出典:リンクトイン・ジャパン)

※お詫びと訂正:掲載当初、見出し部分が「2016年から33%が入れ替わり」となっていましたが、正しくは「2015年から」でした。(2022/09/05 12:50 編集部)

■[トレンド]日本に特化したハイプ・サイクル、「メタバース」「NFT」「Web3」は「過度な期待」のピーク期(ガートナージャパン、9月1日)
・「メタバース」はグローバルより早く「過度な期待」のピーク期に
・「自律分散型組織(DAO)」は黎明期
・「次世代型リアル店舗」「ブロックチェーンによるトークン化」などが「過度な期待」のピーク期を脱する

 先に発表された「先進テクノロジのハイプ・サイクル」の日本版。今後企業に重要となる“未来志向型”インフラ技術を中心に、36ののキーワードを取り上げ「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2022年」としてまとめた。2021年版には登場していなかった「メタバース」がいきなり「過度な期待」のピーク期に入っており、その動きは「黎明期」としたグローバルよりも早いペースだという。Web3プロジェクトの重要なガバナンスの仕組みである「自律分散型組織(DAO)」も「黎明期」として登場している。

日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル。「人工知能」昨年「幻滅期」を脱し、2年連続で「啓発期」となった(出典:ガートナー)

■[生活]恐れている災害トップは「地震」、防災の準備は「水」が最多(ビックローブ、8月29日)
・防災のために行っていることは「ハザードマップの確認」「防災ツール・備蓄品」
・「この数年で防災意識が高まった」人は52.3%
・防災のために準備しているものは「水」「食料」「懐中電灯」「マスク」

 「防災の日」(9月1日)に合わせて、18歳~59歳の男女1000人に防災と災害について意識調査を実施した。防災のために行っていることとして「ハザードマップの確認」(34%)、「防災ツール・備蓄品」(28%)「家具を固定」(21%)などが多く挙がった。防災意識について、この数年で「高まった/やや高まった」としたのは52.3%。防災のための準備品として「水」「食料」「懐中電灯」に次いで「マスク」が入っている。恐れている災害としては、70%が「地震」を挙げた。

この数年で防災意識が「(やや)高まった」とした回答者が半数以上(出典:ビッグローブ)

防災のための準備品に「マスク」が入っている(出典:ビッグローブ)

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