雨の中、ハイパワーバイクで(慎重に)疾走!
レッドゾーン1万7000回転、最高出力45馬力というハイパフォーマンスレーサーを雨の中で走る。しかもそれほどバイクに乗っているわけではない女性が……。同行スタッフは心配な顔で、その様子を見守ります。唯さんはちょっと長めにセルを回してエンジンが始動。どうやらエンジンが冷えている状態だと、他のクオーターバイクに比べて寝起きは悪いようです。
走り始めてスグに「めっちゃ乗りやすいです」と唯さん。「まず振動が少ないんですね。そしてアクセルを回すと、どこまでもエンジンが回るみたい。これは他の250ccバイクにはないフィーリングですね」と言うではありませんか。「あと足も柔らかい感じがします。エンジンの振動も少ないから長時間乗っていても疲れにくそう」とも。一方で「もう少しエンジンの音が大きくてもいいかな」という意見も。
「2気筒のバイクはドッドッドッという音ですけれど、こちらはクルマみたいな音なんですね。低音が少ないという言い方もできそうですけど」とのこと。
「完全停止する直前、フロントブレーキがガクガクってしますね」という唯さん。確かにドリルドローターらしい音とともに、ガクガクっというABSが動作した時に似た振動を感じました。これは個体差なのかな? ということで、いったん目をつぶりたいと思います。
ロケはお台場周辺をグルグルしていたのですが、雨はどんどんひどくなり。時間も少なくなり、どうしようかと思っていたら「これで帰ります!」という心意気! ということで、レインボーブリッジを渡って、都心部に入って解散となりました。
試乗を終えた唯さんは「このバイク、いいですね」と笑顔。「カッコいいし、乗りやすいです。5速50km/hとかだと、本当に静かで快適ですね。そこからキックダウンして加速しようとすると、クウィーンというエンジン音とともに、ストレスなく車速が上がっていくんです。それがすごく面白いです」というわけで、かなり気に入った模様。
バイク乗りの父親から「カワサキは男」と教えられた唯さんは、試乗前は顔をこわばらせていたのですが「イメージしていたのと違って、乗りやすくて驚きました。もっと硬派というか扱いにくいと思っていましたけれど全然そんなことがなくて。フレンドリーなバイクだと思いました」と言うではありませんか。
「でも、バイクは自分で乗るのじゃなくて、トムの後ろに乗りたいな」と唯さん。なるほど、バイクも男性も優しい方がお好み、というオチがついたところで今回のバイク取材は終了。次のページでは、唯さんがカワサキのライディングギアに身を包んでのファッションショーをします。
さてさて、次回は何を乗りましょうか?
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