2022年6月6日に開催されたアップルの開発者向けイベント「WWDC」でチラ見せされた「CarPlay」の次世代バージョンが話題だ。特に、知り合いの自動車関連のジャーナリストさんが「ついに来たか」と驚きの声を上げていたのが印象的であった。
CarPlayは、クルマのなかにiPhoneを持ち込むと、カーナビにiPhoneの簡略化されたホーム画面が表示されるというものだ。
Apple Musicを再生したり、アップルのマップアプリやGoogleマップを起動させ、カーナビ代わりに利用できる。また、車内にあるマイクとスピーカーと連動し、音声通話をするといったことも可能だ。
運転中、iPhoneを触って操作すると危険なため、カーナビの画面をタッチしたり、Siriと会話をすることで、iPhoneをコントロールできるようになっている。
アップルによれば、アメリカで売られているクルマのうち、すでに新車の98%がCarPlayに対応。世界でも80%の新車が対応している。
筆者も2021年に「Honda e」を購入してからと言うもの、出かけるときには必ずCarPlayを起動させている。クルマに乗る直前にGoogleマップで調べた行き先を、すぐに目的地に設定できるとあって、Honda eに標準搭載のカーナビよりも便利に感じてしまっているのであった。
そんなCarPlayの「次世代バージョン」というやつが、WWDCで「SneakPEEK(チラ見せ)」されたのだった。

この連載の記事
- 第145回 契約者23万件減の楽天、今後のシナリオは
- 第144回 au通信障害「いくら返金されるのか」に関心移る
- 第143回 au通信障害 iPhoneとAndroidで違いが出た理由
- 第142回 ソフトバンクがメタバースに出店「iPhone買えますか?」と聞いてみたが…
- 第140回 ANA、FeliCaからQRへ 今後はスマホで“おもてなし”
- 第139回 楽天モバイル0円終了、電気通信事業法が足引っ張る
- 第138回 「空飛ぶ基地局」競争が始まっている
- 第137回 楽天モバイル、政治の力でプラチナバンド獲得なるか
- 第136回 スマホの対応周波数、なぜ違う?
- 第135回 ドコモ「ahamo大盛り」狙いは収益回復か
- この連載の一覧へ