このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

Windows Info 第320回

Windows Insider Programに変化あり 次期Windows 11ベータテストへの布石か

2022年03月27日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Windows Insider ProgramのBeta ChannelでもDev Channelと同じビルドが配付されるようになった

 Windows Insider ProgramのBeta Channelに変更があった。3月18日からDev ChannelとBeta Channelは、同じプレビュー版を配付している。これまでBeta Channelでは、現行のWindows 11 Ver.21H2のプレビュー版が配付されていた。

 今回の変更により、Dev Channelを選択していた場合はBeta Channelへの移行が可能になる。また、従来Beta Channelを選択していたユーザーは、ここで、Release Preview Channelに移行するかどうかを判断する必要がある。

Windows Insider ProgramのBeta Channelに変化あり

 2022年3月18日(米国時間)に配付が開始されたプレビュービルド22581は、同時にBeta Channelでも配付された。これまで、Beta Channelは、現行のWindows 11(Windows 11 October 2021。Ver.21H2)の品質アップデートのベータ版が配布されていた。

 Dev ChannelとBeta Channelで同じプレビューを配付するのは、今秋に予定されている次期Windows 11(October 2022 Update、Ver.22H2。以下、Windows 11 Ver.22H2と表記)のベータテストを開始する準備だと思われる。

 Dev Channelは「特定のリリースとは無関係なプレビュー」だとされているが、それは搭載される新機能などの話で、Dev Channelで配付されているプレビュー版のカーネルや周辺モジュールは、次のWindowsのベースとなっている。

 今回、Beta Channelでも同じプレビューが開始されるのは、Beta Channelを選択したマシンをすべてDev Channelと同じNI_Releaseベースにするためだと思われる。

 NI_Releaseは、次のWindowsのベースとなるカーネルなどからなるWindowsリリースで、NIとは元素記号のNiつまりニッケル(元素番号28)というコードネームを示す。Windowsのリリースには、元素名のリリースコードネームがあり、現行のWindows 10のリリースコードネームはCO_Rrelease、つまりコバルト(Co、元素番号27)である。

 NI_RELEASEは、2月16日に配付開始されたプレビュービルド22557から切り替わった。これについては以前の記事で紹介している(「Windows 11でもアップデートの方法は改良が進み、最終的には短い中断で済むようになる?」

 このプレビュービルド22557以降、Dev Channelのリリースは1週間に1回以上のペースで続き、5週間の間にビルド番号ベースで5本、アップデート版3本の計8回のリリースがあった。急に頻度が高くなったので、何かあるなとは思った矢先のBeta Channelの変更である。

Windows Insider Programに登録している場合

 今回のBeta Channelの変更にともない、Windows Insider Programのチャンネル登録に変更がある。現在Dev Channelに登録している場合、今ならBeta Channelに移行できる。通常の場合、Dev Channelから他のChannelに移行するには、Windowsの再インストールを手動でする必要がある。しかし現時点では、Dev ChannelとBeta Channelは配付されているプレビュー版が同一のために可能なわけだ。

 Dev Channelを登録しているユーザーの場合、そのままDev Channelに留まるか、Beta Channelに移行するのかを選択が必要だ。Dev Channelに留まり将来のWindows 11のプレビューを続けるか、Beta Channelに移行して、次のWindows 11(Ver.22H2)のプレビューをするかどうかである。

 また、現在Beta Channelを登録している場合、プレビュービルド22581をインストールして、Windows 11 Ver.22H2のベータテストに参加するか、Relase Preview Channelに移行して、現行のWindows 11 Ver.21H2のプレビューを続けるかを選択する必要がある。なお、すでにプレビュービルド22581をインストールしてしまった場合でも、10日以内であれば前のプレビューに戻すことが可能なので、ロールバックしてチャンネルをすぐにRelase Preview Channelに切り替えられる。このタイミングで、Relase Preview ChannelからBeta Channelに移行して、22H2のプレビューに参加することも可能だ。

 これまでの経緯から、BetaおよびRelase Preview Channelに登録している場合、次のWindowsがリリースされるタイミングで、設定だけで次の正式版に移行できる。しかし、Dev Channelからは、今のタイミングを逃すと、正式版に戻すためには手動による再インストール作業が必要になる。

 なお、今回のDev ChannelからBeta Channelへの移行は、一時的なもので、Microsoftによると、次のアップデートを受け取ることで変更したチャンネルが確定するということだ。また、Dev Channelでは、ビルド番号が22581より大きなビルドを受け取ったとき、Beta Channelへの移行ができなくなるとのことなので、Dev Channelを登録しているユーザーは早めに判断したほうがいいだろう。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン