3月6日、Windowsターミナル(以下、ターミナル)のプレビュー版v1.25(以下、プレビュー版)が公開され、同時にv1.24が安定版となった。ここでは、プレビュー版v1.25について解説する。
なおv1.24については、プレビュー版の段階で本連載で(「Windows Terminalの安定版V1.23が公開 設定UIが改良される」)で解説している。プレビュー時と大きく異ならないため、v1.24に関してはそちらを参照してほしい。
「操作」設定に専用エディタが導入される
設定の「操作」(Actions)は、これまでターミナルのアクションとキー割り当ての対応のみが編集可能だった。それ以上の設定(たとえば、カスタムのアクション)はSettings.jsonファイルを編集する必要があった。
しかし、プレビュー版では専用エディタが導入され、表示名(コマンドパレット検索名)や操作の種類(以下、アクション)、キー割り当て(複数を設定可能)を編集できるように専用エディタが装備された。
「設定」→「操作」にあるキー割り当てなどをクリックすると専用エディタである「アクションの編集……」に切り替わる。従来の「操作」では、1つのアクション(操作の種類)に対して、1つのキーバインドしか定義できず、複数のキーバインドを使いたいときにはキーバインドごとにアクションを定義するしかなかった。
これに対して、プレビュー版では1つの表示名あるいはアクションに複数のキーバインドを定義できる。アクションにオプションや引数が定義されている場合、この設定内で同時に設定できる。
このほか、アクション定義の削除もここでする。他のアクションを定義したい場合には、必要に応じて「保存」ボタンを押した後、エディタの最初にある「操作 > アクションの編集…」の「操作」部分をクリックすることで、「操作」の一覧ページに戻れる。
日本語フォント向け設定
日本語には漢字やひらがななど、俗に「全角」と呼ばれる文字と、ASCII文字のように「半角」と呼ばれる文字がある。ユニコードの文字には「狭い」(East Asian Narrow)と「広い」(East Asian Wide)および、「不明」(East Asian Ambiguous)という3つの属性が定義されている。
同一の文字が幅の異なる2つのコードポイントを持つ場合があり、これを「East Asian Fullwidth」(Wideに相当)、「East Asian Halfwidth」(同Narrow)として区別する。非East Asian文字はすべて「Neutral」とされる。
これまでターミナルは、「不明」の文字をすべて「狭い」と想定していた。しかし、日本語フォントの場合、「不明」文字を全角として表示されることを想定しているものがあった。このため、後続する文字と一部が重なってしまい、文字が読めない(判別しにくい)場合があった。
v1.24からは、デフォルトで「不明」の文字を「広い」と想定して文字描画をするオプションが追加された。これにより、日本語フォントを使ったときに文字同士が重なることを防げるようになった。
ただし、これはあくまでも文字の「読みやすさ」を優先したものであり、アプリ内で文字幅を計算しているような場合に、表示やカーソル位置がおかしくなる、あるいは最悪の場合、アプリがクラッシュする可能性もある。
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