背の高さと軽さゆえ横風に弱いが
世界観にハマったら抜け出せない
海沿いの一般道で、風が強い道中で試乗したところ、車体の軽さと重心の高さと相まって、ちょっと怖い思いをしたゆみちぃ部長。「うわっ、わわっ」と思わず声が漏れてしまいます。その中でも頑張りました。「エンジンは滑らかですけれど、音は大きめですかね。あと結構踏まないと加速しない感じがします」というわけで、ちょっとアンダーパワーを訴えるゆみちぃ部長。
「足はちょっと硬いかなぁ。速度を上げるとイイ感じですが、街乗りでは結構ゆっさゆっさとボディーが揺れる感じがします」ということで、ラダーフレーム特有の乗り心地が支配的。その中で高速走行にも対応できるというあたりは、恐らくヨーロッパにも輸出しているクルマゆえなのかも。とりあえず乗り心地を期待するなら、ほかのクルマを選んだ方がよいかもしれません。
「でも、なんか憎めないというんですかね。これはコレでイイと思っちゃうんですよね。内装だって他のクルマの方が使い勝手がいいですし高級感があります。また、地に足が着いたという感じが好きかも。クルマの世界観がシッカリしているから許せちゃうし、コレにハマったら抜け出せない感覚、わかるような気がします」と、理解を示したゆみちぃ部長。
「でも納期1年とかかかるんですよね? 欲しいと思った時に手に入らないのはちょっと嫌ですね。そういう性分というのもありますけれど、趣味性が高いですから、なおさらそう感じちゃいます」。スズキ側も生産計画を見直すなど対応していますが、それでも人気が高い上に半導体不足などもあって、生産は追い付かないようです。
長期にわたり納期待ちの状態が続いているというのは、それだけ一般にも認知され、理解されてきたということ。ゆみちぃ部長も、触れてみて「待たなければいいかも」と心が動いたように、触れたらコレはコレでアリかも、と思ってしまう魅力に溢れているのです。日本語には昔からいい言葉があるじゃないですか。「果報は寝て待て」と。ラーメンだって並んで食べた方が美味しいじゃないですか。待つのもまた楽しみなんですよと、S660で9ヵ月納車待ちをした経験のある部員Kは思ったのでした。

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