5Gで通信量収入の回復ねらう
KDDIとソフトバンクは、5Gを普及させることで収益の改善を目指す考えだ。
高橋社長は「5Gユーザーは4Gユーザーに比べて2.5倍の通信トラフィックが発生する。それを手がかりに通信料収入を上げていきたい。その取り組みをしているのが韓国やアメリカだ。5Gを広げてもう一度、通信料収入を回復させたい」と意気込む。
宮川社長も、あと1年は値下げの影響が出ると見ているようだが、それを底にして、回復していくと考えているようだ。
各社とも社会のDX化やスマホ決済サービス、金融、デジタルマーケティングなど非通信分野で稼ぎ始めているが、やはり稼ぎの中心は通信料収入に他ならない。
5Gスマートフォンを普及させ、エリアを拡大させることで、いかに通信料収入を回復させるかが、この1〜2年の勝負どころと言えそうだ。
この連載の記事
-
第217回
トピックス
シャオミ台数急増 理由は安くても品質に自信大 -
第216回
トピックス
総務省の“アップルつぶし”か スマホ下取り価格規制 -
第215回
トピックス
クアルコム、経済圏拡大に“邪魔者” アームとの対立深まる -
第214回
トピックス
ドコモよりauとソフトバンクの体感品質が上がっている事実 -
第213回
トピックス
総務省がソフトバンクを刺しに来た? もう割引規制なんて撤廃すべきだ -
第212回
トピックス
「折りたたみスマホ」いまだに低調 欲しいと思える「何か」が足りない -
第211回
トピックス
KDDIローソン、狙いは“学生” 「無料ギガ」と「吊るし」でアピール -
第210回
iPhone
アップル「iPhone 16」シリーズ、オススメはこの2つ -
第209回
トピックス
スマホがどこでも買える今、ソフトバンクの“英断”は理にかなっている -
第208回
トピックス
通信品質の低下が指摘されるドコモ、大規模イベントで驚きの対策 -
第207回
トピックス
楽天モバイル好調のワケ 「三木谷キャンペーン」が金脈に - この連載の一覧へ