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e-Taxだと還付金の入金が早いよ!

【2022年提出 確定申告】個人事業主やフリーランスが年内までにやることリスト

2021年12月21日 11時00分更新

文● 松下典子 編集●飯島恵里子/ASCII

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まだ持っていない人は
年内にマイナンバーカードの取得に向けて手続きしよう

 e-Taxを使うと、①青色申告特別控除額が10万円アップ、②還付金がある場合は書面による提出に比べて3週間程度早く受け取れる、③税務署に行かなくても済むので交通費と時間の節約になる、といったメリットがあります。

 e-Taxには、マイナンバーカード方式と、ID・パスワード方式の2通りの方法がありますが、ID・パスワード方式を利用するには、税務署での手続きが必要なので少し面倒です。また、ID・パスワード方式はあくまでマイナンバーカードが普及するまでの暫定措置なので、廃止される可能性があります。

 マイナンバーカードは役所の窓口に出向かなくても、スマホやパソコンからオンラインで手軽に申請できます。公的証明書の発行やマイナポイントがもらえるなどたくさんのメリットがあるので、まだ持っていなければこの機会に取得してはいかがでしょうか。

各種保険や医療費控除のための領収書など、必要書類を整理

 所得税の控除には、基礎控除や青色申告特別控除のほか、扶養控除、配偶者控除、国民健康保険や年金などの社会保険、個人で加入している生命保険や地震保険、小規模企業共済、寄附金控除、(一定期間に契約・入居した)住宅ローン控除など、さまざまなものがあります。

 1年間に10万円以上の医療費を支払っていたら、医療費控除が受けられます。病院にかかった治療費だけでなく、通院の交通費やセルフメディケーション税制対象の医薬品も医療費対象となるのでぜひ活用しましょう。また、大雨や地震で家財が被害を受けた場合は、雑損控除が受けられます。

 まずは自身がどの控除の対象になるのかを調べて、証明書や領収書など必要な書類を集めておきましょう。

 2021年(令和3年分)の確定申告書の受付期間は2022年2月16日から3月15日までですが、年度末は忙しく、経理の時間は取りにくくなります。マイナンバーカードの取得など駆け込みでは間に合わないものもあります。余裕があるうちに作業を進めて、2022年に提出する確定申告をスムーズにこなしましょう。

 

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