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Windows情報局ななふぉ出張所 第253回

カナル型が苦手な人も安心:

アップル「AirPods(第3世代)」オープン型の快適さは健在

2021年11月01日 09時00分更新

文● 山口健太

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思わず聞き入ってしまう「空間オーディオ」対応

 AirPodsはiPhoneやiPad、Macに簡単につながる便利さはあるものの、筆者は音質にはあまり期待していませんでした。その点、第3世代は低音が強化されたのか、ビデオ会議で人の話し声を聞きやすい印象を受けます。

 新機能としてはAirPods Proなどと同じく空間オーディオに対応。Apple Musicではドルビーアトモス対応の音楽を楽しめます。iOSならコントロールセンターの音量調節を長押しするとオン/オフするボタンが表示され、聞き比べることができます。

第2世代(左)と違い、第3世代AirPods(右)では「空間オーディオ」のオン/オフ機能を利用できる

 空間オーディオの効果はドルビーアトモス対応曲の中でも違いはあるものの、オフの状態ではすべての音が耳元で鳴っているように聞こえるのに対し、オンにすると広い部屋で聞いているように感じます。

 作業用のBGMとしては少し臨場感がありすぎて、思わず聞き入ってしまうほどです。逆に空間オーディオに非対応の曲は単調に感じてしまい、「やがて元に戻れなくなるのではないか」という贅沢な悩みに直面しそうです。

 第2世代モデルも販売は続いており、価格は第2世代が税込1万6800円、第3世代が税込2万3800円とそれなりに差があります。ビデオ会議用など、空間オーディオが不要であれば第2世代モデルもまだまだ現役で活躍できます。

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