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T教授の「戦略的衝動買い」 第655回

赤い「SATA to USB 3.2 Gen2 USB変換アダプター」を衝動買い

2021年10月21日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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SATA to USBアダプターはデータ引っ越しの王道だが、今回はセルフパワーで3.5インチHDDデータも引っ越せるレアカラーのデバイスを衝動買いしてしまった

 個人対象のPCが登場して、大容量のHDDがリーズナブルな価格で手に入るようになった頃には、PCの買い替えによるHDDデータの引っ越し作業はユーザのごく普通の話題だった。ほぼ同時に引っ越し専用ハードや関連アプリも登場した記憶がある。

 2003年にSATA(Serial ATA)規格が登場してHDDの大容量化と低価格化はより進み、多くの人が大容量HDDを利用できる環境になった。そしてその10年後にはメカニカルに回転するHDDではなく、静かでコンパクトで振動にも強いSSDがいずれ主役になる時代がやってくることを誰もが確信した。

 PCはどんどん進化し買い替えることができても、いつの時代も大事なのは各PCの世代で作った引き継ぐべきデータだ。本日ご紹介するのは、もはやここ10年以上PC周辺機器のジャンルのひとつにも数えられるくらいメジャーな「データ引っ越しツール」の基盤を支えるハードウェアだ。

筆者が過去使っていたSATA to USBアダプターの中には3.5インチ対応できるものはなかった

 過去、何十台もPCを買い替えた筆者も例外なく、何度もデータファイルを次のPCに引き継いできた。まだまだHDDが大容量でない時はフロッピーディスクやUSBメモリーを複数使って、時にはPCとPCとをケーブル(シリアル・パラレル・イーサネット)で繋いでやってきた。現在のクラウド時代ならネット上のストレージを活用することも簡単だ。

 しかし、もっとも一般的な手段としてここ10年以上昔から定着してきているのは、SATA対応の旧HDDをUSB外付けHDDに変換するアダプターを利用して、ローカルでスピーディーに対応する方法だ。

 昔のデータの収納されたHDDの中から、本当に必要なファイルだけを新しいPCのHDDに移行するのもよし、何もせずに旧来のHDDはゴミも一緒に新しいPCの外部ディスクとして並行的に使っていくのも方法だ。

 これらの手法を実現するために、通称「SATA to USBアダプター」と呼ばれるデバイスをいくつか使ってきた。幸いにも過去のPCのほとんどが、モバイルPCやそれに準ずるミニ・デスクトップばかりだったので、すべてのHDDは2.5インチのHDDやSSDばかり。なので、バスパワー(USBポートからの電源)で駆動できるアダプターだった。

 ところが筆者の場合、新しいイメージの製品や見慣れないカラーリングの商品が登場すると、ついつい必要性からではなく好奇心から衝動買いをすることが多い。今回の衝動買いは、真っ赤な箱に入った真っ赤なアイティプロテックとジャストシステムのコラボ商品である「ITPROTECH USB 3.2 Gen2 USB変換アダプター Change RED」(以下、SATA to USBアダプター)だ。

段ボールの茶箱だったら惹かれなかったかもしれない真っ赤な箱に入ったジャストシステムとアイティプロテックコラボのSATA to USBアダプター

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