ほっしー先生の初めてのラリーチャレンジ

レースクイーンがラリーに挑戦! 初心者コンビのドタバタ珍道中【前編】

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) 走行写真●真壁 強 編集●ASCII

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初めてのラリー競技に最適な
TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ

今年の全日本ラリー選手権新城大会を走ったGRヤリス(写真はTOYOTA GAZOO Racing提供)

 現在、日本国内では全日本戦のほか、地区大会、県大会と様々な大会が開催されています。その中で今回挑戦するTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジは、もっともハードルの低いトヨタのワンメイクラリーになります。

今大会のリザルト。クラスごとに車種が分かれている

 2021シーズンは、車種や練度などによって大きく10クラスに分類されていますが、今回ほっしー先生がエントリーしたのは、賞典外のオープンクラス。というのも指定のラリータイヤが履けなかったから!

 よって、参加者はなんと、aym/ほっしー組のみ! つまり完走すればクラス優勝なのです。ですが、オープンクラスはタイム計測はなく優勝しても商品がありません。残念!(この後、急遽オープンクラスになったクルマがいたので単独ではなくなりました)

ウェルパイン・モータースポーツが開催したラリー勉強会の様子。スピーディー末岡も参加したが、すでに集中力が切れてテレビの形式が気になって仕方のない図。なお、Bライセンスはこの講習会同然の勉強会に参加したのち、推薦で取得した

 折角ですので、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジの参加条件などについて説明しましょう。普段乗っているGRヤリスや86、アクアなどに安全装備を装着し、四輪国内Bライセンスを取得していれば誰でも参戦できます。ですので、ほっしー先生たちも、四輪国内Bライセンスを取得しました。ライセンスはJAFに加入し、かつ講習会に参加すれば取得出来ます。講習会の費用は場所によって様々。コロナ禍ということもあって、オンライン講習会も行なわれており、そちらは講習料5000円。そしてライセンス申請料が3100円となります。

 参加費は1大会あたり3万8500円(税込)。参加料が必要なのはほかのワンメイクレースと一緒です。ですがことなるのは別途、掛け捨ての任意保険に加入するというところ。公道を走るものの、競技という普段とは違う車の使い方ですので、事故が発生した場合、普段加入している任意保険が降りない可能性があるのです。そこでトヨタでは「ラリーチャレンジ保険」というものを用意しています。

 車種や保険内容により金額は異なりますが、対人無制限・対物500万円で1万3000円程度。というわけで、1大会あたりの参加費は5万円強になります。あとは会場までの交通費やガソリン代、宿泊費などなどは別途必要。「なんだ結構お金かかるじゃないか!」と思われそうですが、モータースポーツの中では破格です(比較にならないですが、SUPER GTは年間で億単位)。ちなみに食事ですが、レース日の昼食として、お弁当2個が支給されます。

朝から忙しい中、お弁当の時間をぬってSNSで情報発信をするaym選手

エントリー当日はテキパキ&ドタバタ

チーム関係者がハイエースから荷物を取り出し、チームピットを設営

 では、大会前日の様子から。競技車両を自走してくるaym/ほっしー先生の到着を待つ間、チームスタッフはハイエースから大量の荷物を取り出しテントを設営していきます。メカニックや監督といった立場は関係なく、手際よく組み立てて完成。机と椅子を組み立てて、ほっしー先生の到着を待ちますが、待てど暮らせど来ないではありませんか。そして予定時刻の1時間後……。

無事に参戦車両が到着。ナンバー付きですので、積車ではなく自走です!

 「もう、聞いてくださいよ! あゆむん高速道路で迷ったんですよ! 普段高速道路乗らないから、道がよくわかってないんですよ」「だって、途中大雨だったじゃん!」と、夫婦漫才をしながら両選手が登場。無事にたどり着けて何よりです。

参戦するGRヤリスRSの車内。中央のディスプレイオーディオはそのまま

GRヤリスRSはスマホを接続することで、Apple CarPlayやAndroid Autoが利用可能。ナビはGoogleマップなどスマホアプリを利用する(写真はGRヤリスRSの別個体)

 夫婦漫才の話を総合すると参戦車両を引き取りにいくも大雨の影響で交通機関がマヒ。さらにナビがわかりづらくて道を間違えた、という結論のよう。GRヤリスRSはスマホを車両と接続しGoogleマップをナビ変わりにするのですが、そのナビが普段使っているナビと使い勝手が違ううえに、変な道を出したのだとか。Googleマップあるあるに引っかかったようです。

大会本部のテント

カバンから四輪国内Bライセンスを取り出すaymさん。車内にはウェアやヘルメット、自分たちの衣服などがいっぱい!

コロナ禍なので、申し込みの前にアルコールで消毒

大会本部でエントリー受付をするaym/ほっしー組

エントリー後、ステッカー類などが手渡される

車両に貼るステッカー類

 ともあれ参加受付をしないことには話は進みません。大会本部で運転免許証とライセンスを見せて、参加申し込みをします。無事にエントリーが終ると、大会本部からステッカー類が渡され、車検までに貼るようにとの指示が言い渡されます。

スマホにラリチャレTRACKINGというアプリをインストールし、大会番号とゼッケンを入力する

スマホからのGPS情報を元に、コース内のどこをクルマが走っているのかリアルタイムでわかるようになっている

 今回のラリーは、渋川市全体を使って競技が行なわれます。よってサーキットとは異なり、クルマがどこを走っているのか把握するのが困難な状況になります。そこで使われるのがGPSを用いたトラッキングシステムです。今回のTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジではスマホに専用アプリをインストールし、位置情報をサーバーに送信するシステムが使われています。早速ほっしー先生も自分のスマホに、そのアプリをインストール。指定された大会番号とゼッケン番号を入力しました。

インタビューを受けるほっしー先生とaymさん

 エントリーをしてチームに戻ると、ひとりの男性が2人を尋ねてきました。ファンの人がここまで来るのか? と思いきや、この方はアナウンサーの方。今大会はYoutubeでの生放送が行なわれるので、そこで話す内容の取材というわけです。2人は自己紹介をしたり、アピールポイント、大会に対する意気込みなどを話をしていました。初心者向けラリーという割には、実に本格的です!

車体にステッカーを貼る2人

豪快に台紙部分をはがしてしまう2人

水で車体を濡らしてから一気に貼ろうとするものの……ステッカーと車体の間に気泡が入ったりと大変

小さなステッカーを貼るほっしー先生

この辺でよくない? と位置を決めながら貼る2人

ステッカーの上からゼッケンを貼るほっしー先生

 インタビューが終れば、車検の準備です。具体的にはエントリー時に渡されたステッカーを車体に貼ります。好きな場所に貼っていいかというとそうではなく、場所が決められており、しかもドア部分に至っては左右対称が求められるとのこと。これらはレギュレーションで決められているのですが、ほっしー先生が熟読するわけもなく「ここら辺でよくない?」と適当に貼ろうとする2人。もちろんクルマにステッカーを貼った経験もありません。水張りの方法を教えてもらいながら、ノリノリで貼っていきます。

自分のネームステッカーを貼るaymさん

「私の名前、長くて面倒」と文句を言いながらもうれしそうに貼るほっしー先生

ネームステッカーを貼ってドヤ顔の2人

 リアのウインドウにチームが用意したネームステッカーをペタリ。ちなみに名前部分は本来はフォントや文字の大きさが決められているそうで、窓の枠からはみ出してしまうほどなのだとか。ですが国内大会ではそこまで厳密に決められていないそうです。こうしてステッカーを貼り終えてドヤ顔の2人。スマホで自撮りをしたりしていました。

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