続いてデバイス側のmicroUSBポートの形状をチェック
さて続いてデバイス側のmicroUSBポートの形状も拡大して見てみよう。小さな台形型のポートの下半分中央にポート幅の半分くらいのプレートが配置されている。一方、従来のmicroUSBプラグ側はポートと同様の台形型をしておりポート部分に挿入することで確実にポート側プレートをくわえ込む構造となっている。Type-Aプラグ同様、確実な接合ができそうだ。
リバーシブルを可能にした両面差しmicroUSBケーブルのmicroUSBプラグの構造は、ちょっと変わっている。形状的には従来のmicroUSBプラグのような台形ではない。そもそもmicroUSBがあえて台形の形状にしたのは、間違った向きでプラグが差さらないようにするためなのだ。
両面差しmicroUSBケーブルはそれを逆手にとって、どっちの向きでも差さるように上下非対称の台形ではなく上下対称の算盤玉を引き伸ばしたような断面形状を採用している。これによって例え向きを間違えても問題なく中央のプレートの上下面に同じ回路基盤を配置して、見事にリバーシブル機能を実現している。
今回の両面差しmicroUSBケーブルを筆者が気に入った理由はもう一つ。採用しているケーブル径が一般的なUSBケーブルより直径で1mm以上細くて、極めてフレキシブルなことだ。
今やダイソーに行けばmicroUSBケーブルは100円で入手可能だが、両面差しmicroUSBケーブルは圧倒的に便利なリバーシブル機能を実現し、加えて細くてフレキシブルなケーブルで300円だ。まだまだしばらくは必要不可欠なmicroUSBケーブル。同じ付き合うなら両面差しmicroUSBケーブルが買いだと思うのだがいかがだろう!?
今回の衝動買い
アイテム:両面差しmicroUSBケーブル
・購入:秋葉原
・価格:300円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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