■海外利用にも期待
コロナ禍で人の往来が難しくなっている状況ではありますが、将来を見据えてVisaのタッチ決済を導入する動きも進んでいます。
大阪では南海電鉄が一部の駅でVisaのタッチ決済に対応した自動改札の実証実験を始めています。特に関西国際空港にはJRと南海の2つの改札があるのですが、南海なら対応したVisaカードでそのまま乗れるという面白い違いが生まれています。
日本から海外に行く場合、欧米ではNFC決済が広く普及しており、筆者も日本のMastercardのクレジットカードを登録したiPhoneを支払いに使っています。あまり財布を取り出したくない場面でも安心できます。
カードを作るときの意識も変わりそうです。最近ではApple Payへの対応を考慮して、新しいカードはMastercardやJCBを優先。すでに持っているVisaカードも更新のタイミングでブランドの切り替えを進めてきました。これはVisaにとって機会損失になっていたのではないでしょうか。
まだ対応するVisaカードは一部のみですが、ようやくApple Payへの対応が始まったことで、クレジットカードを「自由に」選べるようになったのも嬉しいところです。
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