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8000Hzのポーリングレート対応、Nキーロールオーバーもしっかり搭載

CORSAIRの人気キーボードが待望のテンキーレス化! ゲーマー&ストリーマーのほしい要素が詰まった「K70 RGB TKL」「K65 RGB MINI」がいいぞ!

2021年04月20日 11時00分更新

文● BRZRK 編集● ASCII
提供: CORSAIR

人気キーボードをベースにテンキーレス化した
「K70 RGB TKL」

「K70 RGB TKL」

 まず最初に紹介するのが、テンキーレスキーボードのK70 RGB TKLだ。こちらは既に発売している「K70 RGB MK.2」をもとにテンキーレス化し、リファインされた製品となる。

K70 RGB TKLのLEDイルミネーションの発光具合。まさにゲーミングといった派手さがよい

 従来のK70 RGB MK.2のサイズは、およそ幅480×奥行210×高さ62mmなのに対し、K70 RGB TKLはおよそ幅360×奥行164×高さ40mmと、横幅は120mm、奥行きは46mm、高さは22mmコンパクトなサイズへと変貌している。

キートップは盤面から浮いた形状をしている。掃除での手入れがしやすく、エアダスターでの掃除もラクチン!

 底面部には四方に大きめの滑り止め用ゴムが貼り付けられている。そのうち奥側に貼られたゴムは中央部がくり抜かれた形状をしており、そこから高さ調整用のスタンドを立てられる仕様になっている。

 スタンドを立てると、本体から約8mmほどせり出し、手首にかかる負担をスタンドの有無で調整し軽減させることが可能。個人的には、このスタンドにプラスしてパームレストを併用するとよりベターかもしれないと感じた。

滑り止めのラバーのグリップ力は強め。手で少し力を入れなければデスク上でキーボードがズレるということはない

 キーボードのレイアウトは日本語配列となっている。そのため、英語配列のキーボードと比べるとカナや変換キーなどが増えていることでスペースキーのサイズが若干短くなっている。とはいえ、手が小さめな人でも余裕で親指が届く場所にあるので、幅広い人が快適に使えるだろう。

マウス操作をせずともパッと音楽や動画の操作ができるスグレモノ!

 キーボードの写真を見て気付くと思うのだが、上部には様々なアディショナルキーが存在する。上部左にあるのがメディアコントロール用で、YouTubeやメディアプレイヤーをワンボタンで制御することが可能だ。音楽を聞きながら作業することが日常な筆者にとって、とてもありがたい機能で重宝させてもらった。

 上部右側にあるのはボリュームローラーで、パソコンの音量のボリュームを上げ下げでき、その横にあるボタンを押すとミュートになる。なんらかの理由で周囲の声や音を聞き取る必要があるときにパッと制御できるのは便利だ。

 さらにその左に位置するのが、Windowsロックキーやプロファイル切り替え用、調光機能だ。ゲームプレイ時に邪魔になりがちなWindowsキーを無効化させたり、CORSAIRが提供する統合ソフトウェア上で作成したプロファイルを切り替えることが可能だ。調光機能では、単純にキーボードに内蔵されているLEDの明るさをサイクルで変更できる。

 といった感じでゲーム用途以外の機能もあり、普段使いでも十分に活用できる便利なものとなっている。

音量調整やWindowsキーのロックといった、かゆいところに手が届く機能も搭載している。ありがたい

最大8000Hzのポーリングレートに対応
トーナメントスイッチなど大会に役立つ機能も

 K70 RGB TKLは、Windowsのクラスドライバーでも問題なく使用することが可能だ。だが、そのポテンシャルを最大限活用するにはCORSAIRが提供する統合ソフトウェアのiCUEの導入がマストだろう。iCUEを導入すると、キー割り当てやLEDの照明効果の変更が可能になるだけでなく、ソフトウェア上からファームウェアのチェックも行なえるようになる。

 また、iCUE上で設定できる中で最も注目すべきなのはポーリングレート。ポーリングレートとは、デバイス側が1秒間に何回PCと通信するかをHzで表した値で、この数値が大きければ大きいほどよりキー入力の伝達速度が上がるというものだ。

 前身となるK70 RGB MK.2ではポーリングレートが1000Hzだったのだが、K70 RGB TKLでは「CORSAIR HYPER-PROCESSING TECHNOLOGY」という技術を搭載しており125/250/500/1000/2000/4000/8000Hzと7段階かつ最大で8倍もの速さで通信可能だ。

 ただ、ユーザーが使用しているCPUによっては通信処理に耐えられず、PCのパフォーマンスに影響を与えることがある。なので、利用したい場合は1000Hzから段階的に影響の有無を確認しながら設定するといいだろう。

 なお、iCUEについては後ほど改めて触れるので、ここではそういったソフトがあるという程度に受け止めておいてほしい。

 そして、ゲーミングキーボードになくてはならない機能といえる「Nキーロールオーバー」にもしっかり対応している。この機能は、複数のキーが同時押しされた場合、全部認識するかの機能だ。これがお粗末な出来だと、2キーか3キーまでしか同時押しに対応していないことがあり、FPSでいう「斜め移動しながらジャンプしつつ武器変更」みたいな動作をした際、どこかの入力が無視されてしまうというケースがある。とくにeスポーツ系のタイトルをガッツリ遊ぶ場合は、このNキーロールオーバーは必須といっても過言ではないだろう。

「AquaKeyTest」というツールを用いた同時押しの検証。ダークグレーに変わっている部分が現在進行系で同時押しされているボタンだ。ご覧の通りなんの問題もなく入力されていることが分かるだろう

 最後に見ておきたいのがトーナメントスイッチだ。この機能はオフラインでのゲーム大会に参加する人に向けた機能で、iCUE上で設定した機能などによる不正行為を防ぐためのものとなっている。このスイッチを有効にすると脇にあるLEDが発光し、マクロ機能を始めとするズルができそうな機能をすべて無効化するものだ。

 競技者向けの機能なので一般的なゲーマーにはあまり関係ない機能かもしれないのだが、プロゲーミングチームをスポンサードするメーカーだけあって、面白い仕組みだと筆者は感じた。また、今後増えていくであろう一般プレイヤー向けの大会に出場したい! となったときなどにも重宝する。

PCとの通信をするためのケーブルはUSB Type-Cで、取り外しが可能となっている。このポートの横にあるのがトーナメントスイッチだ

 ゲーム用途はもちろん、普段使いでもメディアコントロールキーの利用といった多くの恩恵にあやかれるのがK70 RGB TKLのメリット。テンキーレスでマウスと干渉するような可能性も大きく減ったことで、幅広い人にオススメできる製品だといっていいだろう。

付属品には色の異なるキーが10個入っている。ゲームで多用するWSADキーなどを交換してみるのもアリかもしれない

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