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四本淑三の「ガレージ・ギークス!」 第3回

マキタ最強18Vインパクトをビビりながら使っています

2021年04月10日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■オートストップのモードがおぼえられない病

 買ったばかりの昨年の秋は良かった。だが、つい先日のタイヤ交換の際「んーと、タイヤは3段目だっけ?」と、あやふやな記憶のままトリガーを引き、1秒停止モードでダララララーっとやってしまったのだ。慌てて指を離したが、トルクレンチをかけると回転角ゼロ。いきなり「カチン」と鳴ってオーバートルクであることが判明した。だからいまボルトの弾性域や降伏点の勉強をしている。私は不安だ。

 もうひとつ使いにくさを感じるのは、逆転側にもオートストップが効くこと。「正逆転」オートストップというくらいで仕方ないが、緩んだと思ったら止まるので、もう一度握り直さなければならない。

 ただ、トルクが強い割に、トリガーは微細なコントロールを受け付け、ブレーキの動作も速い。慣れれば指先の力加減でどうにでもなりそうな気がしている。例えばプログレッシブロックファンになら、かろうじて分かってもらえるかも知れない、こんな旋律のような何かをかろうじて弾くことができる。すべての武器を工具に。ラブアンドピース。

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