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四本淑三の「ガレージ・ギークス!」 第2回

マキタvs.ハイコーキ バッテリーで選ぶならどっちだ マキタ編

2021年03月27日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■マキタの必殺技「バッテリー連装」連発

 ハイコーキの36V互換戦略がマルチボルトなら、マキタの互換戦略は18Vバッテリー2連装の「18V×2=36V」シリーズだろう。

 普及済みの18Vバッテリーと充電器が使える上に、容量も倍になる。バッテリーのマウントが余計に必要だから、インパクトドライバーのような片手で操作する工具には使いにくいが、チェーンソーや草刈機なら問題はない。

 そして小型の工具は40Vmaxに任せて、旧・36Vでラインナップしていた園芸工具は、この18V×2=36Vシリーズとして補完する作戦のようだ。

 エンジン工具を置き換える園芸工具向けのバッテリーとしては、昨年登場した背負い式バッテリー「PDC1200」もすごい。6Ah18Vバッテリー換算で約11個分の1200Whという大パワー。コネクター接続の専用機の他に、アダプターを介して18V×2=36Vや40Vmaxモデルにも接続できる。しかし市場価格は15万円前後。重量は10kgで、フル充電に6時間。完全にプロ用だ。

 同様の背負い式のバッテリーはハイコーキにもあるが、マキタで面白いのは18Vバッテリーを4連装する「PDC01」の存在。こちらは40Vmaxに対応しないが、18V×2=36V、そして18Vバッテリー1個の通常モデルにも対応する。市場価格は4万円前後。重量7kgはきついが、バッテリーをバラで充電できるので、充電時間は充電器の台数次第だ。

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