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四本淑三の「ガレージ・ギークス!」 第2回

マキタvs.ハイコーキ バッテリーで選ぶならどっちだ マキタ編

2021年03月27日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■捲土重来の「40Vmax」シリーズ

工具通販大手ビルディのカテゴリー検索「マキタ 36-40Vリチウム充電工具」でも「36V」「18V+18V」「40V」の3シリーズが混在する

 マキタ初の36Vモデルが登場したのは2009年。エンジン工具との置き換えを狙って登場したが、すでに製品の更新は休止しているようで「旧・36Vシリーズ」と呼ぶのが適当かも知れない。

 この旧36Vシリーズは18Vバッテリーと互換性がない上に、同じ36Vでありながら充電器に互換性のない2種類のバッテリーが存在する。ラインナップもチェーンソーや芝刈り機のような園芸工具主体の展開で、DIYユーザーには縁遠いシリーズだった。

 それでもさすがマキタと感じるのは、まだカタログ落ちしていないこと。18Vバッテリー2本を使って36Vを供給するバッテリーコンバーターや、背負い式バッテリーも用意されている。この先もまだまだ使い続けられる。

 現在の新・36Vシリーズとも言うべき「40Vmax」が登場したのは、それから10年経った2019年。18Vシリーズはもとより旧・36Vシリーズとの互換性もなく、工具や充電器すべて入れ替えとなる。

 ただラインナップを見ると10年前とは様子が違う。園芸工具向けだった旧・36Vシリーズに対し、40Vmaxにはインパクトレンチやインパクトドライバーのような手持ち工具がラインナップされている。ガレージ用品目線からも「使えそう」なシリーズになっている。

 引っかかるのは40Vmaxというネーミング。40Vとは言ってもセルは同じリチウムイオンで定格電圧は36V。40Vmaxバッテリーを連装する80Vmaxシリーズも、実際には72Vだ。

 充電直後は40V以上で放電するから嘘ではないという理屈だが、それは中国製工具が18Vを「20V」「21V」と表記しているのと同じ。旧・36Vシリーズとの差別化の意味もあるのかも知れないが、マキタともあろう者が他に言い様はなかったのか。

 ちなみにハイコーキは、この40Vmax登場後のカタログに「充電直後の電圧は、MAX41V!!」と大書している。そういうことならウチは1ボルト高く言っておきましょうということで笑ってしまった。

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