ソフトバンクから発売されたシャオミの「Redmi Note 9T」は、5G対応ながらソフトバンクショップでの価格が2万1600円税込とシャオミらしい低価格さがポイント。さらにMNPでソフトバンクを契約し「メリハリプラン」に加入すると48回払いの場合、月1円、総額48円で購入可能と、5G端末普及へと意欲的なプライスのモデルだ。
スペックはミドルクラス
バッテリーが大きいので長時間使える
ディスプレーは6.53型(2340×1080ドット)の液晶パネルを採用しており、アスペクト比は19.5:9。本体サイズは約77×162×9.1mmで、重量は約200g。有機ELパネル搭載のモデルと比べると、サイズの割に重量があるため、手に取ってみると想定よりもズシリと重く感じる。
そのぶんバッテリー容量も5000mAhと多いので、長時間の連続使用が期待できる。充電は本体下部のUSB Type-Cポートから行ない、最大15Wの入力が可能。同梱されている充電機は最大22.5Wの出力に対応している。ただしワイヤレス充電には非対応。
本体素材はポリカーボネートで、本体にざらつきのある加工が施されており、チープさは感じない。指紋付着防止加工も施されているので、ケースなしでも安心して触れる。本体カラーはナイトフォールブラックとデイブレイクパープルの2色展開となっている。
本体右側面には音量ボタンと指紋認証センサー一体型電源ボタンを配置。指紋認証センサーの反応は2万円台の低価格モデルとしては優秀で、スリープからスムーズにロック解除ができる。
本体下部にはUSB Type-Cとイヤホンジャックを装備。スピーカーは本体上部と下部のデュアル仕様で、L/Rサウンドチャンネル自動切替対応。横位置の場合、左右どちらを上にしてもしっかりと左右のスピーカーが入れ替わり、正しい定位で聞けるようになっている。実際に聞いてみると、やはり2万円台の低価格モデルとしては優秀で解像感があり、普段イヤホンを使わず本体スピーカーで聴くことが多いユーザーにはピッタリだ。
本体左側面にはトレータイプのSIM・SDカードスロットを装備。ピンで押し出すタイプで、nanoSIM×1、microSD×1をセットできる。デュアルSIM仕様ではないものの、nanoSIMとmicroSDを同時に利用可能。
5Gはサブ6だけでミリ波には非対応。さらにサブ6も対応バンドはn77のみなので、SIMロックを解除して他キャリアでの使用を考えると、エリアをフルに活用できないのはデメリット。とはいえ価格から考えれば、ソフトバンクでの使用に最適化されているのは、やむを得ないところだろう。
ちなみに筆者はRedmi Note 9Tをソフトバンクショップで購入し、SIMロック解除をしてドコモの5G対応SIMで運用してみたところ、一応ドコモの5Gもキャッチしている。n77は4キャリアで採用しているバンド(ドコモはn77に内包されるn78)なので、ある程度他キャリアでも5Gでの利用はできそうだ。

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