スイフトスポーツを購入して1年
トラブルらしいトラブルははまったくナシ!
筆者の「スイフトスポーツ」(CBA-ZC33S)が納車されたのが2020年2月18日。先日、法定12ヵ月点検を受けてきました。もちろん最近の日本車ですからまったく問題なし。各種点検のうえ、オイル交換、タイヤのローテーションを実施したぐらいです。そこで今回は、納車1年目を記念して総括的レビューをお届けいたします。
日常の足としてほぼ不満のないスポーツカー
この1年間、あまり遠出していないのでもっぱら近所を走る日常の足としてスイフトスポーツを利用してきましたが、基本的に不満はありません。とにかく低速トルクがふっとい車ですから、マニュアル車でもそれほどひんぱんにギアチェンジする必要はありません。そして後席も広めの4ドアハッチバックなので、リアシートを倒せば大型テレビや自転車だって運べます。
唯一の不満点は燃費。高速を走ればもっとよくなりますが、下道を走っている場合はあまり回転を上げていなくても平均燃費は現在11.7km/Lとなっています。エコモードなどがあればいいのになぁと思います。
※フラッシュエディターでECUの書き換えを実施しましたが、カスタムデータを使用したのは記事執筆中の1週間未満で、それ以外の期間はノーマルデータに戻して走行しています。平均燃費が11.7km/hとなったのは、私の乗り方、利用状況が原因だと思われます。初出時、誤解を与える記事内容だったことを深くお詫びいたします。
「予防安全技術」は安全運転に矯正してくれる効果あり
筆者がアルトワークスからスイフトスポーツに乗り換えた最大の理由が「予防安全技術」なのですが、いまのところこの装備のおかげで事故を避けられたという危機的状況には遭遇していません。実はスイフトスポーツに乗り始めたばかりの時は結構ひんぱんにブザーが鳴っていましたが、最近はどのような状況でブザーが鳴るかわかってきたので、自然とそのような走行を避けるようになりました。というわけで少なくとも安全運転に矯正してくれるという効果はあったと思います。
ノーマルスイスポを過激に変身させる
「フラッシュエディター」
さて筆者のスイフトスポーツは、最高出力を103.2kW (140.8PS)から117.0kW (159.1PS)に、最大トルクを235.7Nm (24.0kgf・m)から275.2Nm (28.1kgf・m)へと大幅パワーアップする「フラッシュエディター」でECUを書き換えています。フラッシュエディターはどちらかというと高回転まで引っ張って、エンジンの敏感なレスポンスを楽しみたい人向けのアイテムです。下道で本領を発揮させるにはちょっと過激すぎるので、くれぐれもご注意ください。
※フラッシュエディターは個人で購入でき、自分でECUを書き換え可能ですが、筆者や編集部、HKSがそれを推奨するものではありません。少しでも自信のない方はチューニングショップに必ず依頼してください。
屋根が黒色の「2トーンルーフ」がちょっと羨ましい
筆者がスイフトスポーツを購入したあとに、新型が発売されていますが、車体構造やパワートレインなどの走行性能に変更はないので、型落ち感はまったくありません。でも屋根が黒色の「2トーンルーフ」がちょっと羨ましいですね。いまはラッピングシートで安価に2トーンにできないか検討中です。
さて、スイフトスポーツを1年間乗ってきて、スポーツハッチバックとしてコストパフォーマンスは抜群だと実感しています。スイフトのモデルチェンジも噂されていますが、正直現行スイフトスポーツの完成度は非常に高いです。魅力的なライバル車も発売されていますが、価格を考慮すれば手頃にスポーツ走行が味わえるクルマの最右翼だと太鼓判を押せる一台です。
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