コロナ禍によってまさに激動の1年となった2020年。海外渡航の多い筆者の生活スタイルを直撃し、キャンセル手続きに四苦八苦した時期もありました。その中でリモートワークなどテクノロジーの活用が急速に進むなど、社会全体にとってプラスになる面もありました。
■2月後半から海外取材は軒並み中止に
2020年1月、CES 2020の取材で訪れたラスベガスでは、まだ新型ウイルスの報道が出始めたばかり。2月にサムスン電子の取材でサンフランシスコを訪れた際には、入国審査の職員がマスク姿だったことに衝撃を受けたものの、まだ市中に危機感は広まっていませんでした。
ところが2月後半には欧米で感染が拡大し、バルセロナで開催されるMWCでは多くの企業が出展を見合わせたことから、筆者も直前でキャンセル。これ以降、海外渡航はほぼ絶望的になり、予約済みだった飛行機や宿のキャンセル手続きに追われることになりました。
筆者は多いときには1年に10回ほど海外に出ており、普段はなかなか会えない人に会えるとか、少し足を伸ばして気になるスポットを訪問できることも魅力に感じていました。その旅費を稼ぐためにまた海外に行くような自転車操業を続けていましたが、すべてを中断せざるを得ない事態に陥りました。
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