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Apple Watch 6に新デザインのiPad Air! 秋のアップル発表会第1弾

覇道を歩み始めたApple Watch。すべての人のためのウェアラブルデバイスに

2020年09月18日 19時20分更新

文● 本田雅一 編集●飯島恵里子

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早期の日本対応が望まれるFitness+はApple Watch普及の"別角度からの"起爆剤

 さて、まだ日本語対応していないため軽く触れるに留めるが、個人的にはFitness+に注目している。元々、Apple Watchはフィットネス、ワークアウトのツールとして、初期段階では多くのユーザーが手にした商品でもある。 Fitness+は著名トレーナーを起用したフィットネスビデオプログラムをオンラインで視聴できるコンテンツだが、Apple Watchが検出しているバイタルをリアルタイムで画面に表示する。

 自分自身の心拍などを見ながらワークアウトできることで、モチベーションにもつながるのはもちろんだが、いつも取り組んでいるワークアウトを学習し、新しい別のワークアウトを提案したり、異なるジャンルのワークアウトを勧めるなどの連携にも利用される。

 例えば、いつもジムでの筋トレばかりならば、たまには心肺機能を鍛えるために走ったほうがいいよ、といったことをアドバイスしてくれる。

 さらに将来的には日本の住環境などにもマッチした、日本人トレーナーのコンテンツも用意がされるとのこと。スタート時点では英語圏のみのサービスだが、そう遠くないうちに日本語で、日本人向けのコンテンツ配信が期待できそうだ。 このようにApple Watchは「今年は買い換えようか」といった、より良い後継機種なのかどうかの議論は通り過ぎ、家族全員に持たせるために自分自身が買い換えようか、という、電子デバイスとは思えない位置どりに成功した商品である。 蛇足だが、フィットネス向けであればSeries 3でも十分だ。その価格は2万円を既に切っている。フィットネスに特化しているライバルにとっては、あまり良いニュースとはいえないだろう。

 

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