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ゲーマーの“相棒”新GALLERIAの魅力に迫る! 第2回

開発者インタビュー、ゲーマーのツボをおさえたマシンはゲーマーが生み出した

GALLERIA新PCがゲーマーの“相棒”たりえるのは、開発者もゲーマーの習性を知り尽くした“ゴリゴリのゲーマー”だったから

2020年08月21日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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今後のゲーマーにHDDは本当に必要かを考えた

ーーでは、ケース内部について触れていきたいのですが、従来と一番見た目が変わったのが、ケース前方にあったベイがなくなって、スッキリしたことだと思うんですが。

ケース内部前面にあったベイがなくなり、ケース内部がスッキリしたが……

武藤:ここは、賛否がわかれる部分ではありますね。自作をされる方からしたら、HDDを複数台載せられないのはいかがなものかと……

ーー悩ましいですね。でも、ゲームするうえで私のパソコンももうHDDは使ってないですよ。

新GALLERIAの標準搭載はSSDのみと語る瀧吉氏

瀧吉:新しいGALLERIAは、構成も極力シンプルに徹しました。HDDはオプションで載せることはできますが、標準ではSSDのみの搭載です。ゲームに軸足を置いたマシンで、複数台のHDDを載せるためのベイが必要かと考えると、おそらくいらないかな……となりました。背面にもSATAのSSDを載できますし、新しいGALLERIAは基本的にはNVMe対応のM.2 SSDがCドライブになりますので。

ーーベイをとったことで、ケース内部のエアフローも向上しそうですよね。

瀧吉:今回、前面吸気をやめて両サイドに吸気口を設けました。両サイドに吸気口を構えることで、前面吸気より圧倒的に吸気するエリアが大きくなりました。リアファンと電源ファンが引き込む空気だけで、従来のケースの吸気量を上回ってます(笑)。

両サイドに吸気口があることで、吸気面積は従来と比べて300%アップしている

ーーそんな理由もあったんですね。エアフローでいうと、吸気口より140mmファンが重要かなと思っていましたが。

背面に搭載されている140mmファンは、静音に役立っているとのこと

瀧吉:140mmファンの恩恵は、どちらかというと音ですね。140mmファンを採用したことで、ゲームプレイ時もかなり静かになっています。ベンチマーク中に動いているのか不安になったって話もあるくらいです。

ーー確かに、負荷の高いベンチ中はある程度ファンの音が鳴っていないと不安になるかも。

瀧吉:最初は不安でも、すぐに慣れます(笑)。ヘッドセットでゲームをプレイする場合はそれほど気になりませんが、スピーカーでプレイする場合に、やはり音はないほうがいいです。

配信の音質向上のためのオーディオインターフェースにも
悩んだうえ残した5.25インチドライブベイはBTOパソコン屋の意地

ーーゲームにHDDはほぼ使わないので、ベイをとったのはわかりました。が、光学式ドライブのための5.25インチドライブベイ残ってるんですね。

5.25インチドライブベイをとるかとらないかは、かなり悩んだという

瀧吉:ここは、正直一番悩みました。社内からも、「ほかのベイ全部取って、なんでここだけ残すの?」って訊かれましたし(笑)。

武藤:我々としては、新しいユーザーさんにGALLERIAを使ってみてほしいという思いはありますが、昔から弊社を支えてくださったお客様の気持ちも大事にしたかったんです。弊社はコンピューターショップ『ドスパラ』を運営しており、創業時から自作のお客様にご支持いただいてきました。自作とはこうあるべき……といった想いが我々にも根付いており、そこはどうしても残したかったんです。5.25インチドライブベイは、そんなBTOパソコン屋の意地ですね(笑)。

瀧吉:ただ、5.25インチドライブベイって、1つあると何かと使えるんですよ。例えば、配信するゲーマーさんが増えていますが、配信者はマイクにこだわり始めます。そんなときに、まだまだ市場に多くある5.25インチのオーディオインターフェースが、このベイで使えます。ほかにも⼩物⼊れを設置することもできますし。

ーーそんな使い方があったか! 確かにそう考えるとまだまだ使えますね。ちなみにビデオカードを支えるステイがあったと思うんですが、たしかまだ個人で購入する際は追加できないですよね?

武藤:『リジッドカードサポート』ですね。今はeスポーツイベントで使用する機材には搭載しますが、販売は開始していません。サードウェーブグループ内に、eスポーツのイベント企画・運営・総合演出を行うE5esports Works(イーファイブイースポーツワークス)という会社があります。グループ内のイベントはもちろん、他社様も含めて年間、かなりの回数のイベントを行います。今回、現場スタッフからも話を聞きました。イベントでは設営や撤去など、頻繁にパソコンの運搬が行なわれます。その際、ビデオカードが抜け落ちる事例があると聞き、それを防ぐために用意しました。年々大型化するビデオカードを、ケースに固定する機能です。

ーー確かに、頻繁に運搬されるのは、イベント用のパソコンと我々が借りる試用機くらいですよね。

瀧吉:そういった機材は、普通では考えられないくらい運搬されますから、振動で落ちてしまうことがありますね。現在弊社のパソコンで採⽤しているビデオカードは、一般利用であれば重量的にサポートは必要ないことを確認しています。しかし今後登場するビデオカードは、ものによって重量の増加や拡大することが懸念され、このサポートが必要になるかもしれません。その際はご購入時に選択いただけるようにする可能性があります。

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