漁師が食べているホタテです
新型コロナウィルスの影響で豊洲市場も大打撃を受け、取引量が落ち込み、値崩れも起きました。当然、その豊洲市場に出荷している漁師にも影響が出ます。
青森県東津軽郡外ヶ浜町の日本魚類さんも例外ではありませんでした。新型コロナウイルスの影響で業務ができなくなってしまったそうです。
「ちょうどコロナの時期がホタテ貝の旬の時期とかぶってしまいました。昨年、大反響を頂いていたホタテ1年貝を出荷できないのかと頭を悩ませました。そこで、BtoCであればお客様に届ける事ができると考え、産地直送を始めました」と日本魚類さん。
今回は「食べチョク」にて「これが本物!漁師が喰うホタテ【1㎏】ヘラ付」を3200円で購入しました。本来なら海で2年間育てるホタテを、あえて1年で出荷しているそうです。
経済的な理由なのか、物流の問題なのかと思ったら、なんと、2年育てたホタテよりも、1年物の方が、味が凝縮されておいしいのだそうです。ホタテは大きい方がおいしいと思い込んでいたので、びっくりです。漁師さんたちの口癖は「大きいと見栄えするから、1年貝の知名度がないんだろうね」なんだとか。
青森県の東津軽郡は陸奥湾の入り口に位置するので、大間のマグロで有名な津軽海峡から大量の栄養分が流れ込むそう。そのおかげで極寒激潮の荒波にもまれ、至極のホタテとなるとのこと。
届いた発泡スチロールの箱には、17個も入っていました。確かにサイズは小ぶりでしたが、元気に動いていて新鮮そのものです。
旨味が詰まってどう食べてもおいしい
真水で洗うと旨味が逃げてしまうとのことで、さっそく、そのまま刺身にしてみました。ホタテは大好きなのであちこちで食べていますが、水っぽさがなく、ぎゅっと旨味が詰まって、確かにおいしいです。漁師お勧めというのも納得です。
ひもは軽く茹でてヌメりを取ったら、すりおろしたニンニクとごま油、鶏ガラスープの素であえました。お酒にぴったりの絶品おつまみになります。
ソテーは塩胡椒して小麦粉をまぶしてバターで焼きました。もちろん、シンプルに網焼きで、醤油でも食べてみました。
どれも、とてもおいしいの一語に尽きます。コロナ支援と言いつつも、あまりに高価なものだと二の足を踏んでしまう人もいるかもしれません。その点、このホタテは、高すぎず、何個も食べられるので、支援しやすく感じます。
ホタテの開き方や料理法が書かれたチラシが入っているので、参考になります。今回はできませんでしたが、炊き込みご飯や酢の物、明太子和え、天ぷらなどチャレンジしたいメニューが目白押しでした。
最後に、今後について伺いました。
「現在、日本でまだ流通していない冷凍商品を開発中なので期待していて下さい。最高品質の『旨い!』を集めた商品となっております。このようなご時世ですので、ご自宅でも本当の『海の旨い』を体験していただけたら幸いです」(日本魚類さん)
ごちそうさまでした。皆さんも、ぜひコロナで困っている企業から食材を通販で購入し、支援お願いします。
日本魚類
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