柳谷智宣の「コロナに負けるな！ 飲食店＆生産者を買って応援！」 第15回

黒毛和牛のもつ鍋で優勝したい 「最強もつ鍋セット」を食べてみた

　久しぶりに家でもつ鍋が食べたいと思っていたところ、「コロナ支援・訳あり商品」と「黒毛和牛のホルモンミックス」というキーワードにぎゅっと惹きつけられてしまいました。

　500gが2つということは1kgもあります。国内産黒毛和牛の小腸、しま腸、センマイ、アカセンマイ、ハツ、ハチノスの6種類をミックスしており、もつ鍋と焼き肉にどうぞ、と書いてあります。肉のみ冷凍されて発送してくれるそう。価格は3218円（税込）と格安。どうやって食べるのかも考えずに、とりあえず支援という口実でぽちっと注文してしまいました。

1kgの黒毛和牛のホルモンが3218円！

　到着した段ボールをさっそく開けてみると、麺やタレ、冷凍カレーが入っています。「あれ、肉だけだったのでは？」と思い、同梱のお手紙を開いてみました。すると、代表取締役の新村順一郎氏からお礼が書かれており、オリジナルブランドごちそうビーフシリーズの「黒毛和牛 牛すじだらけのカレー」がサービスで付いていたのです。

　そして、秘伝のダシとちゃんぽん麺は、なんと試作中の「最強もつ鍋セット」の試作品とのこと。「黒毛和牛のホルモンミックス」を購入したので、試しにと送ってくれたのです。これで、焼き肉ではなく、もつ鍋決定です。秘伝のタレは、昭和63年創業の「元祖もつ鍋博多屋」が守り続けてきた醤油ベースのダシとのこと。これは期待でよだれが出てきてしまいます。

今回は特別に、最強もつ鍋セットの試作品もいただきました

　用意したのはキャベツ、豆腐、ニラ、酒。秘伝のダシ350ccを1800ccの水で薄め、そのうち1400ccを鍋に入れ、ニンニクや唐辛子、酒を投入します。そこに、凍ったままのもつを投入し、強火で煮ます。凍ったまま入れるというのがポイント。手軽なのも嬉しいところ。沸騰したらあくが出るので、取れるだけ取って、野菜を投入。火が通ったら完成です。

もつ鍋の準備完了

ダシを指定の量の水で薄めます

　今回2人でいただいたのですが、もつ鍋屋にいくと複数回肉を追加することがあるので、半分だと絶対足りません。そこで二つとも投入しました。

凍った状態のもつを入れて茹でます

家でこんなに本格的なもつ鍋が食べられるなんて

野菜を入れて一煮立ちさせれば完成です！

　時間もかからず完成したので、さっそくいただくことにしました。お皿に取り分けると、見た目がまず違います。普段は小腸やしま腸メインなのですが、センマイやハツ、ハチノスといった他の部位も入っているためですね。

普通のもつ鍋と入っている肉が違います

　味は醤油ベースですが、複雑で深みがあり、自分で作ろうとしても絶対に無理な味わいだと思わされます。しかも、スーパーに並んでいるような市販品のようなチープさもなく、素材の味が活きている「本物感」がありました。

　油もスムースというか、もたれるような感覚がありません。もちろん、肉の味も絶品。野菜にもタレが染みこみ、最高です。おいしすぎて、予定量をさくっと食べてしまいました。野菜は2倍量用意すべきでした。

　同梱されていたパンフレットを見ると、1kgだと5〜6人前に相当するそうで、確かにすごいボリュームでした。肉だけなら食べ切れたのですが、おいしそうなちゃんぽん麺が3玉も付いていました。そのため、1人前のみ翌日の昼食に回し、締めをいただくことに。

　具材をさらったら、取っておいた残りのダシを使って味を調整してちゃんぽんを投入。麺がダシを吸ったら完成です。もちもちした太めの麺に、おいしいダシともつから出た油が絡みつき、最高でした。もちろん、麺は完食です。満腹をちょっと超えてしまいましたが、箸が止まりませんでした。

同梱のちゃんぽん麺も最高です

　7月7日現在、新村畜産さんでは「最強もつ鍋セット」の販売が開始されています（最強もつ鍋セット 5〜6人前）。一足先に味見させていただく形になりましたが、絶品です。家で食べるもつ鍋としてはあり得ない次元です。ダシもそうですが、何よりも肉がうまい。

試作品だった「最強もつ鍋セット」の販売がスタートしています

　新村畜産ではステーキやしゃぶしゃぶの肉も扱っています。次買うときにもつ鍋がなければ、すき焼き肉にチャレンジしようと思います。

　ごちそうさまでした。皆さんも、ぜひコロナで困っている企業から食材を通販で購入し、支援お願いします。

新村畜産

販売サイト：https://shinmurachikusan.jp/
問い合わせ：0120-09-2983