柳谷智宣の「コロナに負けるな！ 飲食店＆生産者を買って応援！」 第17回

ふるさと納税で熊本の馬刺しを食べる！ 極上の赤身に舌鼓を打つ

通常のネットショッピングとは異なるふるさと納税

　今回紹介するのは、ふるさと納税。楽天ふるさと納税では、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けている自治体・生産者に対し、寄付による支援をすることができます。納税なのでもちろん税金はその自治体に送られますし、所得税の還付や住民税の控除が受けられることをふまえると「返礼品」をお手頃に手に入れられるというメリットもあります。

　支援なら家で食べる機会があまりないものがよいだろうと考え、馬刺しをいただきました。楽天のふるさと納税サイトから、熊本県益城町にある千興ファームの「国産馬刺し赤身 約600g」で、寄付金額は1万円です。注文者情報は住民票と同一にするなど、通常のネットショッピングとは異なるので、注意してください。

熊本県益城町のふるさと納税の返礼品で、千興ファームの馬肉が用意されていました

　馬肉は100gずつ真空パックされ、冷凍で届きました。また、馬刺し専用のたれも付属しています。食べるときは冷蔵庫で30分〜1時間解凍すると書いてあったのですが、解凍しきれていなかったので、少し流水につけました。

専用のたれが付属

流水で解凍しました

さまざまな食べ方で馬刺しの可能性を追求

たっぷりの馬肉を食べまくりという贅沢

　まずは薄くスライスして、付属のタレと生姜、ニンニクと一緒にいただきました。

　安い居酒屋からハイエンドのレストランまで、馬肉はいろいろ食べているのですが、この馬肉はその中でも絶品と呼べるレベルです。臭みがなく、赤身のおいしさが詰まっています。タレも甘口で濃く、さすがは専用をうたうだけあります。肉の旨味にとてもマッチしていました。

付属のたれがマッチして、とても美味しかったです

　レストランでも馬肉を頼んだ場合、1人が食べられるのは数切れということが多いと思いますが、200gを2人で食べるとなると相当な食べ応えで、至福でした。

　千興ファームさんにコメントをいただきました。

　「新型コロナウイルスの影響は、直近では回復傾向も見られますが、以前のように売上が戻っているわけではございません。外食産業がまだ苦戦している中、馬刺しのご提供先として新しいチャネルとしてお客様へ直接お届けしたい想いで用意いたしました」

　「外食産業様と協業し、馬肉を使ったテイクアウト商品での提供なども提案中です。馬肉は福島県や青森県なども有名ですが、生産量トップは熊本県です。熊本の郷土料理として県民に愛されており、古くは滋養強壮の食品として、今ではグルメや薬膳料理として一つの食文化を形成しています」

　「その熊本名物の馬刺しが、今回のコロナ禍で全国への出荷量が減少傾向にあるなか、馬刺しの魅力を知ってもらう『チャンス』だと捉えて日々頑張っています」（千興ファームさん）

　千興ファームさんの馬肉は、なんと日本で唯一、肥育から加工、販売まで一貫生産し、新鮮な状態で真空パックにしているとのことです。そのため、臭みやクセがなく、赤身本来の旨味を楽しめるそう。

　付属のチラシに、馬肉ちらしや桜寿司、ステーキ、ハンバーグといった食べ方も紹介されていたので、もう2品、カルパッチョとステーキにもチャレンジしました。

馬肉のカルパッチョは、店で出てくるレベルをも超えていました

　ルッコラの上に馬肉を載せ、パルミジャーノレッジャーノをたっぷりとかけ、オリーブオイルと塩胡椒で味を調えました。オリーブオイルとマッチし、とてもおいしかったです。もっとも、馬肉本来の味を楽しむのであれば、個人的には醤油とニンニクで食べるのが好みでした。

　衝撃的なのが、ステーキです。ミディアムレアで焼いて赤ワインで仕上げたのですが、もう、超絶においしかったです。馬肉は刺身が一番と思っていましたが、これを食べてしまうと、今後どちらにするか揺れてしまいそうになるほど。

ミディアムレアに焼いただけのステーキが、超絶に美味でした

　焼き加減もぴったりでしたが、もしかすると、もうすこしレアにしてもいいかもしれません。

　もちろん、刺身をお勧めしますが、もし、余るようであればステーキでも試してみてください。

　熊本を応援しつつ、最高の馬刺しが食べられるのでお勧めです。しかも、ふるさと納税の上限額以下であれば、実質タダみたいなものです。馬肉好きの人なら、ぜひチャレンジしてみることをお勧めします。

　ごちそうさまでした。皆さんも、ぜひコロナで困っている企業から食材を通販で購入し、支援お願いします。

千興ファーム 国産馬刺し赤身

販売サイト：https://item.rakuten.co.jp/f434434-mashiki/018-0369/